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北朝鮮が挑発行動に出なければ市場は落ち着きも【クロージング】

2017/4/7 16:12 FISCO
*16:12JST 北朝鮮が挑発行動に出なければ市場は落ち着きも【クロージング】 7日の日経平均は反発。67.57円高の18664.63円(出来高概算24億株)で取引を終えた。6日の米国市場は、米中首脳会談を見極めたいとする思惑から上値は抑えられたが、原油相場の上昇が好感される格好から、小幅ながらもNYダウ、ナスダックは上昇。シカゴ日経225先物清算値は大阪比120円高の18730円だった。円相場は1ドル110円85銭辺りと、やや円安に振れて推移するなか、この流れを受けて、前日の大幅な下げに対する自律反発となった。 しかし、買い一巡後はこう着感の強い相場展開となるなか、前引け間際に米国のトランプ政権はシリアで化学兵器の使用が疑われる攻撃で多数の死傷者が出たことへの対抗措置として、巡航ミサイル「トマホーク」59発をシリアの同国軍施設に発射し、対シリア攻撃を行った。地政学リスクの高まりが嫌気されるなか、一時18517.43円まで下げる場面をみせている。 ただ、後場は再びプラス圏を回復するなど落ち着きもみられており、上げ幅が3ケタとなる場面もみられた。ただ、米雇用統計のほか、米中首脳会談を控えていることもあり、大引けにかけてやや上げ幅を縮めている。東証1部の騰落銘柄は値上り数が1400を超えており、全体の7割を占めている。セクターでは鉱業、石油石炭、小売、その他金融、不動産、繊維、海運、パルプ紙が堅調。半面、空運、その他製品が小幅に下落している。 米軍のシリア攻撃により地政学リスクが高まったが、米中首脳会談を通過し、北朝鮮が挑発的な行動に出なければ、一先ず落ち着きをみせてくる可能性がありそうだ。まずは、11日に北朝鮮が最高人民会議を開催することもあり、市場の関心が集まろう。米雇用統計については、ADP雇用報告の内容からは、上振れも期待されている。利上げペースへの思惑が再燃するなか、円相場も落ち着きをみせてくる可能性がありそうだ。 《AK》