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【FISCOソーシャルレポーター】個人ブロガー三竿郁夫氏:「タイと中国の連携の時代に日本は?」

2017/2/13 12:40 FISCO
*12:40JST 【FISCOソーシャルレポーター】個人ブロガー三竿郁夫氏:「タイと中国の連携の時代に日本は?」 以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人ブロガー三竿郁夫氏(ブログ「JapanInside Thailand -真の日タイ連携を目指して- 」を運営)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。 -------------------------------------------------------------------------------- 「タイと中国の連携の時代に日本は?」 これまで、日タイ連携や日中連携の話題を取り上げてきたが、ちょっと視点を変え、タイ中の連携の視点から最近のニュースを見て見る。 1.観光 今年の春節の中国からの旅行の一番人気が、タイだそうだ。旧正月で海外旅行に出た約600万人のうち、45万ほどの中国人がタイを訪れたと報じられている。中国の中流階級は、避寒地として、また、大気汚染の少なく生活費も安いタイをロングステイ先としても注目している。 2.食品・物流 地続きの東南アジアと中国は、食品物流のイノベーションが、大きなテーマとして急激に動き始めている。タイ食品大手のCPFは、急速に中国に接近し、最近では、中国の鶏肉製造加工会社、中糧肉食(宿遷)を約9.8億バーツで買収した。 3.自動車産業 多くの製造業の多くが、中国とタイ両国に進出しているが、自動車産業も同じだ。アジアハイウェイで繋がる中国とタイの自動車産業連携も急速に進んでいる。電気自動車の生産も着実に増えているが、先行した中国に対し、タイ政府は、タイをアセアンの電気自動車生産の基地にしたいと目論んでいる。 4.高齢化医療 中国もタイも、日本に続いてこれから高齢化が進む。タイ政府は、(1)高度な医療サービス、(2)スパや古式マッサージなどのヘルスケアサービス、(3)タイのハーブ製品の3つの主要領域を推進する。方針を出している。 5.環境 バンコクも、北京や上海、深センや、ムンバイニューデリーと同じように大気汚染が進んでいる。日本の都市のような青空が見えない。環境問題は、共通の問題として中国政府もタイ政府も深刻に取り組み始めている。 これらのいずれの領域も、日本の企業にとってより視野の広いグローバルビジネスのチャンスである。 HIS<9603>は、大旅行時代への対応として、バンコクのような重要拠点スタッフ強化、ITシステム力の強化、チャーター便戦略等でアジアNo.1を目指す。 味の素<2802>、カゴメ<2811>、ハウス食品<2810>、日清食品<2897>の食品大手4社は、物流を一本化する検討に入っている。 トヨタ<7203>はダイハツ<6023>と連携し、ASEAN・インド等のアジア戦略を強化するが、その主力をダイハツ任せようとしている。 上の例では、まだまだ視野が狭いかもしれない。対日本との関係だけでなく、中国<-->ASEAN<-->インドも視野に入れたアジア全体をリードする大きな理念を持ったグローバル企業が出てきて大いに日本の企業力を発揮してほしい。 執筆者名:三竿郁夫 IA工房代表 ブログ名:「60歳からの情報録 (Japan Inside Thailand)」 《MT》
関連銘柄 7件
2802 東証プライム
5,826
10/10 15:00
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時価総額 3,128,539百万円
国内最大手の調味料メーカー。1909年創業。うま味調味料などで国内トップシェア。調味料・食品を主力に、冷凍食品、医薬用・食品用アミノ酸等も。ヘルスケアやフード&ウェルネス、ICTなどを成長領域に位置付け。 記:2024/08/23
2810 東証プライム
3,065
10/10 15:00
+27(0.89%)
時価総額 308,802百万円
カレーやシチューのルウ、レトルトカレーで国内シェアトップ。1913年創業。壱番屋、マロニーなどを傘下に持つ。総還元性向40%以上目安。健康食品事業ではウコンの力が需要増。27.3期売上高3600億円目標。 記:2024/06/07
2811 東証プライム
3,176
10/10 15:00
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時価総額 299,710百万円
トマト加工品中心の国内加工食品事業が柱。1899年創業。トマトケチャップやトマトジュース、野菜果実ミックスジュースで国内トップシェア。総還元性向40%目指す。食品カテゴリーは焼きケチャップ等の販促を強化。 記:2024/07/01
4,185
10/10 15:00
+68(1.65%)
時価総額 1,291,428百万円
即席麺大手。「チキンラーメン」や「カップヌードル」、「どん兵衛」など有力ブランド多数。海外開拓を強化。医薬品の研究開発も行い、冷凍食品や菓子、シリアルも展開。明星食品は傘下。国内外で伸長し、原料高こなす。 記:2024/06/05
6023 東証スタンダード
1,408
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-8(-0.56%)
時価総額 44,845百万円
船舶用・陸用エンジンの製造・販売、アフターサービスまで手掛けるエンジンメーカー。1907年創業。船舶用内燃機関の販売が主力。大型外航船補機市場で国内トップシェア。価格交渉力、強固な顧客基盤などが強み。 記:2024/07/26
7203 東証プライム
2,581
10/10 15:00
+17.5(0.68%)
時価総額 42,108,981百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
9603 東証プライム
1,680
10/10 15:00
-35(-2.04%)
時価総額 134,166百万円
旅行会社大手。海外旅行に強み。「変なホテル」等の運営を行うホテル事業も。九州産業交通HDなどを傘下に収める。ハウステンボスは22年に譲渡。26.10期売上4300億円目標。グローバルマーケットの強化図る。 記:2024/06/09