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後場に注目すべき3つのポイント~日銀ETF買い入れ VS 持ち高調整の売り

2016/12/22 12:28 FISCO
*12:28JST 後場に注目すべき3つのポイント~日銀ETF買い入れ VS 持ち高調整の売り 22日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日銀ETF買い入れ VS 持ち高調整の売り ・ドル・円は117円58銭付近、ドル・円はもみあい、調整中心で方向感は乏しい ・トヨタ、三菱自動車など21社の目標株価変更 ■日銀ETF買い入れ VS 持ち高調整の売り 日経平均は続落。31.05円安の19413.44円(出来高概算9億3000万株)で前場の取引を終えた。21日の米国市場は欧州の下落影響から反落となった流れを受けて、日経平均は19400円を下回って始まり、その後下げ幅は一時100円を超える場面もみられた。ただし、下値を売り込む流れにもならず、寄付き直後につけた19327.51円を安値に、その後は19400円を挟んでのもち合いとなった。 東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1100を超えており、全体の過半数を占めている。セクターでは鉱業、繊維、ガラス土石、水産農林、金属、石油石炭、非鉄金属が上昇。半面、海運、銀行、精密機器、保険、その他製品、電力ガス、その他金融が下落。 日経平均は下げ幅を縮めており、日中高値で前場の取引を終えている。5日線レベルでの攻防であり、底堅さが意識される。TOPIXも寄付き近辺まで下げ渋りをみせており、午後の日銀のETF買い入れを意識した感はある。そのため、後場の寄付き直後の動向に市場の関心が集まりそうである。 ただし、3連休を控えて持ち高調整の売りも意識されるところである。ETF期待の先回り的な買いも意識されていることもあって、戻りの鈍さが意識されてくると、反対に利益確定の流れが強まる展開には注視しておく必要がありそうだ。 (株式部長・アナリスト 村瀬智一) ■ドル・円は117円58銭付近、ドル・円はもみあい、調整中心で方向感は乏しい 22日午前の東京外為市場では、ドル・円はもみあい。年末年始の休暇モードに入りポジション調整が中心となっており方向感の出にくい展開となった。 ドル・円は117円半ばを挟んだ値動きが続いた。国内勢のドル買いで一時117円71銭まで上昇したが、前日の取引同様に117円台後半以上では利益確定売りが強く、上値を抑えられたようだ。 ランチタイムの日経平均先物は弱含んでいるが、日経平均が反転すればドル買い再開の可能性はあろう。ただ、年末年始の休暇モードに入りポジション調整中心の取引となっており、方向感の乏しい展開が続きそうだ。 ここまでのドル・円の取引レンジは117円41銭から117円71銭、ユーロ・円は122円48銭から122円83銭、ユーロ・ドルは1.0424ドルから1.0445ドルで推移した。 12時25分時点のドル・円は117円58銭、ユーロ・円は122円72銭、ポンド・円は145円39銭、豪ドル・円は85円18銭で推移している。 (為替・債券アナリスト 吉池威) ■後場のチェック銘柄 ・トヨタ<7203>、三菱自動車<7211>など21社の目標株価変更 ・1位ファーストリテ<9983>、2位はオリンパス<7733>となり、2銘柄で日経平均を約25円押し下げ ・Dデザイン<4764>、富士通コンポ<6719>がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・麻生財務相 「外為特会の剰余金、一般会計への全額繰り入れても影響は大きくない」 ・石原経済再生相 「円安基調が続けば法人税の収入減は考えにくい」 ☆後場の注目スケジュール☆ <国内> ・特になし <海外> ・特になし 《WA》
関連銘柄 6件
4764 JQグロース
65
3/29 15:00
+1(1.56%)
時価総額 4,150百万円
ネットワーク高速化ミドルシェアの開発で出発。20年11月にクレカ会社と韓国貯蓄銀行を買収し、金融ビジネスが主力に。Fintech事業は好調。新規貸付増加の海外エリアが貢献。21.12期通期は最終黒字転換。 記:2022/02/15
928
11/19 15:00
+1(0.11%)
時価総額 13,577百万円
電子回路接続部品のリレーやタッチパネルなどを手掛ける。車載用、産業用を開拓。投資ファンドのTOB成立。臨時株主総会を経て上場廃止予定。一部海外顧客向け車載リレー等が低調。19.3期2Qは売上横ばい。 記:2018/10/29
7203 東証プライム
2,664.5
11/22 15:30
-10(-0.37%)
時価総額 42,085,743百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7211 東証プライム
439.3
11/22 15:30
+2(0.46%)
時価総額 654,681百万円
SUV・4WD技術に強みを持つ自動車メーカー。仏ルノー及び日産自動車と提携。海外売上高比率は7割超。アセアンの販売台数比率が高い。26.3期営業利益2200億円目標。アセアンで新商品の連続投入計画。 記:2024/06/17
7733 東証プライム
2,458.5
11/22 15:30
-19.5(-0.79%)
時価総額 2,895,375百万円
医療機器メーカー。1919年創業。消化器内視鏡で世界トップシェア。外科手術用エネルギーデバイス、人工骨補填材、整形外科用器具等も。海外売上比率が高い。消化器内視鏡システム「EVIS X1」の拡販図る。 記:2024/06/24
9983 東証プライム
49,020
11/22 15:30
+550(1.13%)
時価総額 15,599,193百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25