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米国株見通し:閑散取引にも1月効果や新政権期待で買い意欲強そう

2016/12/19 19:24 FISCO
*19:24JST 米国株見通し:閑散取引にも1月効果や新政権期待で買い意欲強そう S&P500先物 2258.00(+2.75) (19:10現在) ナスダック100先物 4921.00(+5.25) (19:10現在) 19:10時点のグローベックスの米株先物はS&P500先物、ナスダック100先物は小動きに推移している。また、NYダウは30ドル高程度で推移。欧州は高安まちまちだが、ユーロストック、独DAX、英FTSEが小じっかり。NY原油相場は小高く推移。16日のNY市場は、トランプ政権への政策期待から買いが先行したが、節税目的で年末までに含み損を確定しようとする動きが散見され、引けにかけて下げに転じていた。 今週の米株式市場は、FOMCやクアドプル・ウィッチングが通過したことで休暇に入る市場関係者も多く、週を通じて閑散取引となることが予想される。ただし、1月効果と呼ばれるアノマリーがあり、特に12月中旬頃から1月にかけての株価上昇率が統計的に高いことが知られている。 年末の損失確定の反動で、大型株よりも小型株ほどその効果が顕著に現れることも指摘されており、中小型株への投資を検討する良いタイミングとなるだろう。来年1月に就任するトランプ次期大統領の政策に対する期待感は引き続き根強く、出来高が細る中でも過去最高値を更新していく展開が予想される。 テクニカル面でみると、NYダウは高値圏でのもち合いが続いている。これによりボリンジャーバンドでは+2σを下回っており、買われ過ぎシグナルは後退。その間に+2σは19995ドルと2万ドルに接近してきており、2万ドルが射程に入っている。クリスマス休暇に入る市場関係者も多く、売買は閑散となる可能性が高そうだが、節税目的の売りが一巡する一方で、トランプ政権への期待感から買い意欲は強そうだ。 《KK》