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来週の相場で注目すべき3つのポイント:ブラックフライデー、トランプ相場、原油先物動向
2016/11/19 19:23
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*19:23JST 来週の相場で注目すべき3つのポイント:ブラックフライデー、トランプ相場、原油先物動向 ■株式相場見通し 予想レンジ:上限18200-下限17900円 来週はトランプ政権への期待を背景とした物色は継続すると考えられるが、今週の日経平均は18000円を挟んでの底固めの展開が見込まれる。日経平均は2月戻り高値(17905.37円)のほか、週足の一目均衡表の雲上限である17910円をクリアしたことで、目先は同水準を支持線に変えてくるかが注目される。11月第2週の海外投資家による売買動向では、日本の現物株と先物合計の売買は、6228億円の買い越しだった。米大統領選通過後の16000円前半から買いに転じているとみられ、いったんは利益確定が意識されやすい。 また、今週は日米ともに祝日を挟んでいることもあり、売買は膨らみづらい面がある。ただ、24日の米感謝祭明け後の25日はブラックフライデーと呼ばれ、米国のクリスマス商戦が本格化する。全米小売業協会(NRF)は、今年の年末商戦(11-12月)での小売売上高について前年同期比3.6%増と予想している。足元ではウォルマートやギャップなどが冴えない決算とはなったが、10月の小売売上高が予想を上回るなか、トランプ政策への期待が加わる11-12月の年末商戦に対して一段と消費拡大が意識される。 一方で、月末にはOPEC総会も控えている。先週末にも減産に向けカタールの首都ドーハで閣僚級協議が開かれており、サウジアラビアのファリハ・エネルギー相は減産合意を楽観視していると伝えられている。とは言え、これまでも目前まで合意を強調するものの、結局は物別れとなって原油相場の波乱につながっている。30日の総会が近づくにつれて、相場の波乱要因になろう。物色はトランプ物色を意識しつつも、主力大型株から中小型株での短期的な値幅取り狙いに向かいやすいだろう。 物色としては米年末商戦を意識するなか、ゲーム株の動向が注目される。また、こう着ながらも先高感の強い相場展開であるため、相対的に出遅れているセクターや銘柄への水準訂正を意識した物色も意識されることになりそうだ。 ■為替市場見通し 来週のドル・円は連邦準備理事会(FRB)のイエレン議長が議会証言で示唆した12月利上げを織り込む展開となりそうだ。ただ、大統領選後の急激なドル高を調整する動きが出てくる可能性は否定できないため、「トランプ相場(米金利上昇・株高・ドル高)」は一服となる展開はあり得る。 米大統領選が行われた8日から18日までの10日間でドル・円の上げ幅は9円超となっており、市場では「異常な上昇ペース」(外為ストラテジスト)との見方が広がっている。急激なドル上昇に対する警戒感が広がった場合、調整目的のドル売りが強まる可能性がある。 ■来週の注目スケジュール 11月21日(月):貿易収支、銅電線出荷統計、コンビニエンスストア売上高など 11月22日(火):百貨店売上高、米中古住宅販売件数、ユーロ圏消費者信頼感指数など 11月23日(水):ユーロ圏総合PMI、米耐久財受注、FOMC議事録など 11月24日(木):独IFO景況感指数、米感謝祭など 11月25日(金):消費者物価指数、英GDP改定値、ブラックフライデーなど 11月27日(日):中工業利益など 《TM》
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