マーケット
11/26 15:15
38,442.00
-338.14
44,860.31
+123.74
暗号資産
FISCO BTC Index
11/27 13:38:10
14,149,973
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

後場に注目すべき3つのポイント~レンジ上限を突破、市場はヒラリー氏で織り込む

2016/10/20 12:24 FISCO
*12:24JST 後場に注目すべき3つのポイント~レンジ上限を突破、市場はヒラリー氏で織り込む 20日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・レンジ上限を突破、市場はヒラリー氏で織り込む ・ドル・円は103円56銭付近、ドル買い一服、トランプ・リスク後退に期待感も ・日立化成、東芝など3社の目標株価変更 ■レンジ上限を突破、市場はヒラリー氏で織り込む 日経平均は続伸。175.14円高の17174.05円(出来高概算8億4000万株)で前場の取引を終えた。米株高や原油高が好感された格好のなか、小幅に続伸して始まると、その後節目の17000円を回復してきている。寄付き直後は為替の円高が重しとなっていたが、株式市場の強い動きの中で円相場も円安に振れており、じりじりと上げ幅を拡大させている。米大統領選の最後のテレビ討論会が19日(日本時間20日午前10時)に開始するなか、これを見極めたいとする模様眺めムードもあったが、市場はヒラリー氏との見方で織り込んでいるようである。 セクターでは、不動産、その他製品、証券、倉庫運輸、ゴム製品、陸運、銀行、鉄鋼、金属製品、建設などが強い動きに。一方で、医薬品、化学、水産農林、精密機器が小安い。売買代金上位では、任天堂<7974>、ソフトバンクグ<9984>、トヨタ自<7203>、ファーストリテ<9983>、ファナック<6954>、三井不<8801>が堅調。半面、ソニー<6758>、オリックス<8591>が利食いに押されている。 米大統領選の最後のテレビ討論会を見極めたいとしてこう着感の強い展開を見込んでいたが、市場は既にヒラリー氏で織り込んでいるようである。これにより日経平均はこれまでのボックスレンジの上限を突破し、週足ベースの一目均衡表の雲下限(17063円辺り)を突破してきている。雲上限は17910円に位置しており、これを意識してくるというよりは雲の中で強弱感が対立しやすい。ただし、9月のリバウンド局面では雲下限をキープできなかったこともあり、まずは雲下限を支持線に変えてくるかが注目される。 まずは、テレビ討論会を終えての市場の反応を見極めたいところ。また、欧州中央銀行(ECB)理事会(20日)にも注目が集まろうが、量的緩和のテーパリングを協議している兆候が示されるといった観測もあったが、決定は買い入れ延長の是非とともに12月に持ち越されるとの見方がコンセンサスであり、市場反応は無風といったところか。 (株式部長・アナリスト 村瀬智一) ■ドル・円は103円56銭付近、ドル買い一服、トランプ・リスク後退に期待感も 20日午前の東京外為市場では、ドル・円は買い一服。日本株高を背景に上昇した後は米大統領選候補者討論会を注視する展開となった。ドル・円は、103円前半でもみあった前日海外市場の流れを受け継いだが、日経平均株価の堅調地合いでドル買い・円売りに振れた。 その後は米大統領選のテレビ討論会が注目され、小動きとなった。民主党クリントン氏の共和党トランプ氏へのリードをさらに拡大できるかが焦点で、トランプ氏の巻き返しならドル売り材料になるとみられる。 ランチタイムの日経平均先物は引き続き上昇基調を維持しており、目先は株高継続を見込んだドル買いが入りやすい見通し。テレビ討論会の結果次第でドルは104円を目指す展開となる可能性もあろう。 ここまでのドル・円の取引レンジは103円35銭から103円66銭、ユーロ・円は113円41銭から113円72銭、ユーロ・ドルは1.0966ドルから1.0980ドルで推移した。 12時20分時点のドル・円は103円56銭、ユーロ・円は113円68銭、ポンド・円は127円31銭、豪ドル・円は79円59銭で推移している。 (為替・債券アナリスト 吉池威) ■後場のチェック銘柄 ・日立化成<4217>、東芝<6502>など3社の目標株価変更 ・値上がり寄与トップはファーストリテ<9983>、1銘柄で日経平均を約46円押し上げ ・省電舎<1711>、ゲンキー<2772>、システムディ<3804>など8社がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・ダドリー米ニューヨーク連銀総裁 「経済が軌道に乗れば年内の利上げを見込む」 ☆後場の注目スケジュール☆ <国内> ・特になし <海外> ・15:00 スイス・9月貿易収支(8月:+30.2億フラン) ・15:00 独・9月生産者物価指数(前月比予想:+0.2%、8月:-0.1%) 《WA》
関連銘柄 13件
1711 東証スタンダード
265
11/26 15:30
+1(0.38%)
時価総額 2,606百万円
省エネルギーソリューションの提供等を行う省電舎、リノベーションによる住宅販売等を行うイエローキャピタルオーケストラなどを傘下に収める持株会社。売電収入の獲得図る。中計では26.3期売上高46億円目標。 記:2024/08/26
2772 東証1部
4,070
12/15 15:00
-30(-0.73%)
時価総額 63,000百万円
北陸中心にドラッグストアチェーンを展開。ドミナントエリア構築で地域シェア拡大に注力。業態別売上は300坪タイプが大幅増。食品が好調。18.6期1Qは2桁増収。17年12月末に持株会社移行に伴い上場廃止。 記:2017/12/16
3804 東証スタンダード
1,462
11/26 10:36
+13(0.9%)
時価総額 9,500百万円
業種・業務特化型の業務支援ソフトウェアメーカー。学園ソリューション、公教育ソリューションが柱。次世代学園総合情報システムは公立大学向け案件の新規受注が順調。ロッテHDが同社の規程管理システムを導入。 記:2024/10/25
4217 東証1部
4,625
6/18 15:00
+5(0.11%)
時価総額 963,688百万円
リチウム電池向け負極材で世界首位。電子材料など機能材料事業や先端部品・システム事業が主力。昭和電工がTOBで完全子会社へ。3Q累計では足踏みも、ダイボンディング材や封止材などの電子材料で巻き返しを展望。 記:2020/03/20
6502 東証プライム
4,590
12/19 15:00
-5(-0.11%)
時価総額 1,988,103百万円
総合電機大手。持分法会社にキオクシアHD。不正会計や原発巨額損失で陥った経営危機から再建中。JIP連合がTOB発表。TOB価格は1株4620円。TOB成立ならば上場廃止に。24.3期1Qは営業黒字に復帰。 記:2023/09/15
6758 東証プライム
2,983
11/26 15:30
+5.5(0.18%)
時価総額 18,623,161百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や映画、音楽でも世界的。CMOSイメージセンサーで世界トップシェア。モバイル機器向けイメージセンサーは堅調続く。今期はイメージング&センシング・ソリューションの増収見込む。 記:2024/06/29
6954 東証プライム
4,178
11/26 15:30
-19(-0.45%)
時価総額 4,158,861百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
7203 東証プライム
2,667.5
11/26 15:30
-27(-1%)
時価総額 42,133,128百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7974 東証プライム
8,309
11/26 15:30
+110(1.34%)
時価総額 10,790,815百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。海外売上高比率は7割超。新規タイトル、追加コンテンツの継続投入でプラットフォームの活性化を図る。 記:2024/07/28
8591 東証プライム
3,313
11/26 15:30
-18(-0.54%)
時価総額 4,025,166百万円
大手金融サービス。自動車やICT関連機器等のリース・レンタル、不動産開発・賃貸管理、企業投資、環境エネルギー、生命保険、銀行など多角的に事業展開。輸送機器、不動産運営、コンセッションは回復傾向続く。 記:2024/07/07
8801 東証プライム
1,259
11/26 15:30
-1(-0.08%)
時価総額 3,539,959百万円
大手総合デベロッパー。オフィスビル、商業施設等の賃貸が主力。連結子会社に三井不動産レジデンシャル、三井不動産リアルティ、東京ドームなど。データセンター事業の強化図る。27.3期純利益2700億円以上目標。 記:2024/08/30
9983 東証プライム
51,450
11/26 15:30
+720(1.42%)
時価総額 16,372,470百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業が成長の柱。グローバル化の加速、ジーユー事業などグループブランドの拡大などに注力。 記:2024/10/25
9984 東証プライム
8,844
11/26 15:30
-30(-0.34%)
時価総額 13,000,636百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17