マーケット
9/27 15:15
39,829.56
+903.93
42,313.00
+137.89
暗号資産
FISCO BTC Index
9/30 8:30:39
9,366,478
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

後場に注目すべき3つのポイント~日銀の買い方次第、ポケモノミクス関連への見直しにも

2016/8/3 12:30 FISCO
*12:31JST 後場に注目すべき3つのポイント~日銀の買い方次第、ポケモノミクス関連への見直しにも 3日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日銀の買い方次第、ポケモノミクス関連への見直しにも ・ドル・円は101円23銭付近、ドル底堅い、円高の反動による買戻しも ・ホンダ、ファーストリテなど8社の目標株価変更 ■日銀の買い方次第、ポケモノミクス関連への見直しにも 日経平均は続落。141.48円安の16249.97円(出来高概算10億1000万株)で前場の取引を終えている。2日の米国市場では欧州株が全面安となったほか、日本の景気刺激策への失望感から売りが先行。その後も原油安や7月新車販売台数が前年同期比で減少したことも嫌気され、NYダウは7日続落だった。円相場は1ドル100円台で推移していたほか、シカゴ先物が大阪比245円安と大きく下げていたこともあり、幅広い銘柄に売りが先行した。 ただし、日銀のETF買入れ額増額を受けた需給を見極めたいとのムードも強く、寄り付き直後の16138.72円を安値に、その後は下げ幅を縮めていた。東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1600を超えており、全体の8割を占めている。セクターでは、銀行、証券、電力ガス、その他金融、海運、ガラス土石、食料品が下落。一方で、その他製品、卸売、情報通信が小じっかりだった。 市場の関心が後場にも入るとみられている、日銀のETF買入れの状況であろう。増額分がどのように出てくるかが期待されており、サプライズ感が出るかが注目されそうである。一方でインパクトが限られるようだと、売り仕掛け的な動きが出やすい。大阪225先物はナイトセッションで一時16000円を下回っていたこともあり、意識されやすいであろう。 また、日経平均は25日線レベルでの底堅さが意識されるが、一目均衡表では雲上限での攻防。雲上限が上値抵抗として意識されてしまうと、シグナルが悪化傾向に向かうことになる。物色はインデックスに絡んだ商いが中心となり、指数インパクトの大きい値がさの一角へ。また、任天堂<7974>の底堅さを受けて、ポケモノミクス関連への見直しにも期待したい。 (株式部長 村瀬智一) ■ドル・円は101円23銭付近、ドル底堅い、円高の反動による買戻しも 3日午前の東京外為市場では、ドル・円は底堅い展開となった。前日海外市場にかけて円高が進んだ反動でドルは買い戻され、10円台を回復した。ドル・円は、前日海外市場で100円68銭まで下落。今日の東京市場では100円台後半で寄り付いた後、日経平均株価の下げ幅縮小を背景に買戻しが強まり、101円30銭台まで値を戻した。日本の長期金利の低下でリスク回避的な円買いは弱まった。 また、浅川財務官の「為替市場に神経質な動きがある」などの円高けん制発言にも反応した。午後の取引では、日銀によるETF買入れ期待もあるが、ランチタイムの日経平均先物は軟調地合いが続いており、ドルは上昇が抑えられる可能性はあろう。 ここまでのドル・円は100円86銭から101円35銭、ユーロ・ドルは1.1211ドルから1.1227ドル、ユーロ・円は113円19銭から113円64銭で推移した。 12時25分時点のドル・円は101円23銭、ユーロ・円は113円49銭、ポンド・円は134円89銭、豪ドル・円は76円93銭で推移している。 (為替・債券アナリスト 吉池威) ■後場のチェック銘柄 ・ホンダ<7267>、ファーストリテ<9983>など8社の目標株価変更 ・値下がり寄与トップはソフトバンクG<9984>、2位テルモ<4543>、2銘柄で日経平均を約26円押し下げた ・マイクロニクス<6871>、Fマート<8028>、プロルート<8256>などがストップ高 ※一時ストップ高・安(気配値)を含みます ・日銀議事要旨(6月15-16日開催分) 「個人消費の一部に弱さがみられることや円高の負の影響が今後表れることを考えると、下振れリスクは大きい」(ある委員) ☆後場の注目スケジュール☆ <国内> ・14:00 日銀・基調的なインフレ率を捕捉するための指標 <海外> ・特になし 《WA》
関連銘柄 8件
4543 東証プライム
2,854
9/27 15:00
+149(5.51%)
時価総額 4,254,449百万円
医療機器メーカー。北里柴三郎などが発起人となり1921年に設立。血管内治療関連デバイスなどの心臓血管部門が主力。電子体温計、血糖自己測定器等も手掛ける。コスト削減のほか、設備投資で生産能力の拡大図る。 記:2024/08/26
6871 東証プライム
4,340
9/27 15:00
+360(9.05%)
時価総額 173,708百万円
半導体計測器具「プローブカード」、試験装置「テスタ」などの開発、製造、販売を行う。メモリー向けプローブカードで世界トップシェア。海外売上比率は約7割。メモリー向けプローブカードは高い生産稼働率が続く。 記:2024/09/02
7267 東証プライム
1,621.5
9/27 15:00
+6.5(0.4%)
時価総額 8,811,693百万円
自動車と二輪車の大手。二輪車は世界トップ。船外機や発電機、航空機などエンジン搭載の多商品を展開。四輪事業は伸長。主力の北米を中心に販売台数が増加。二輪はアジアが好調。中国の持ち分法適用会社が伸び悩み。 記:2024/07/03
7974 東証プライム
8,048
9/27 15:00
+52(0.65%)
時価総額 10,451,857百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。海外売上高比率は7割超。新規タイトル、追加コンテンツの継続投入でプラットフォームの活性化を図る。 記:2024/07/28
2,287
11/11 15:00
+2(0.09%)
時価総額 1,159,164百万円
コンビニで国内2位。総合スーパーのユニーを業務提携先のPPIHに譲渡し、コンビニ専業に。21.2期上期はコロナ禍に伴う来店客減少が響き足踏み。親会社の伊藤忠によるTOBが成立。11月12日付で上場廃止に。 記:2020/10/07
8256 東証スタンダード
1
1/5 15:00
±0(0%)
時価総額 46百万円
総合衣料卸会社。アパレルや雑貨、インテリア用品等の卸売に加え、ヘアケア商品や研究用試薬等の販売も。自社D2Cサイトでは販売チャネルを拡大。ミライロ薬局は会員顧客が順調増。24.3期1Qは損益改善。 記:2023/11/12
9983 東証プライム
49,110
9/27 15:00
+1,210(2.53%)
時価総額 15,627,833百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10
9984 東証プライム
9,093
9/27 15:00
+201(2.26%)
時価総額 15,666,821百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17