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米国株見通し:利食い優勢も地合いは悪くなさそう

2016/7/15 19:59 FISCO
*19:59JST 米国株見通し:利食い優勢も地合いは悪くなさそう S&P500先物 2156.25(-1.00) (19:35現在) ナスダック100先物 4589.00(-1.00) (19:35現在) グローベックスは小動き 欧州は全般小安く推移 小売売上高など経済指標 19:35時点のグローベックスの米株先物はS&P500先物、ナスダック100先物は小動きに推移している。 14日の米株式市場はまちまち。週間新規失業保険申請件数が予想より減少したほか、生産者物価指数(PPI)が堅調な内容となり買いが先行。その後も良好な企業決算や原油高が好感され、終日堅調推移となった。ダウ平均は134.29ドル高の18506.41、ナスダックは28.33ポイント高の5034.06。 グローベックスの米株先物は小動きに推移している。欧州は全般小安く推移しており、やや利食い優勢の展開になりそうである。フランス南部のリゾート地ニースで起きたテロと見られているトラック暴走など、地政学リスクに対する警戒感が重石になろう。 ただし、NYダウ、S&P500指数は連日で最高値を更新しており、需給状況は良好である。足元で決算なども評価されてきており、地合いは悪くないだろう。ウェルズ・ファーゴ、シティグループ、USバンコープの金融機関の決算が予定されており、前日のJPモルガンに続いて、予想を上回ってくるようだと、ポジティブ視されやすい。 その他、経済指標では小売売上高(6月)、消費者物価コア指数(6月)、ニューヨーク連銀製造業景気指数(7月)、鉱工業生産指数(6月)、設備稼働率(6月)、企業在庫(5月)、ミシガン大学消費者信頼感指数速報値(7月)が予定されている。鉱工業生産は改善が見込まれているが、全体としては前月から低下するとみられている。足元で好調な経済指標の発表が相次ぐ中、注目されよう。 《KK》