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米国株式市場見通し:FOMC議事録に注目

2016/5/14 15:06 FISCO
*15:06JST 米国株式市場見通し:FOMC議事録に注目 今週は18日公表のFOMC議事録に注目が集まりそうだ。4月のFOMCでは景気判断が下方修正されたが、記者会見もなく、その後複数の地区連銀総裁による講演は行われたものの、イエレン議長などのコアメンバーによる発言等はなかった。議事録では世界経済やインフレ動向、6月利上げの可能性についてFOMCメンバーがどのような議論を行ったのかに注目したい。 個別企業では、小売各社の決算発表が多数予定されている。ホームセンターのホームデポ(16日)、ディスカウントストアのターゲット(18日)やウォルマート(19日)、アパレルのアメリカン・イーグル・アウトフィッターズ(18日)、ギャップ(19日)、ネットワーク機器メーカーのシスコ・システムズ(18日)、半導体製造装置のアプライド・マテリアルズ(19日)などの決算が控えている。ギャップは9日に4月既存店売上高が前年同期比で7%減と落ち込んだことを明らかにした。百貨店なども相次いで冴えない決算を発表しており、ギャップやアメリカン・イーグル・アウトフィッターズなどアパレル関連企業の決算には特に警戒が必要だ。 13日時点のファクトセット社の集計によるとS&P500構成銘柄の91%が決算発表を終了し、71%が利益、53%が売上高のアナリスト予想を上回った。全体では、先月末時点で8.8%の減益が予想されていたが、7.1%の減益見通しへと改善した。アマゾンの好決算などを受けて一般消費財セクターの業績が成長したほか、長らく業績不振の要因だったドル高と原油安に反転の兆しが見られたことも要因だろう。 経済指標では5月NAHB住宅市場指数(16日)、4月住宅着工・建設許可(17日)、4月消費者物価指数(17日)、4月中古住宅販売(20日)などの発表が予定されている。住宅関連指標の中でも先行性を持つとされるNAHB住宅市場指数は、2月から4月にかけて横ばいで推移しているが、5月分はプラス成長が予想されており、注目したい。 (Horiko Capital Management LLC) 《FA》