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後場に注目すべき3つのポイント~想定内のこう着も予想以上に下値が堅い、熊本地震は次第に重しに

2016/4/15 12:26 FISCO
*12:26JST 後場に注目すべき3つのポイント~想定内のこう着も予想以上に下値が堅い、熊本地震は次第に重しに 15日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・想定内のこう着も予想以上に下値が堅い、熊本地震は次第に重しに ・ドル・円は109円71銭付近、ドル上昇一服後はもみあい、日本と中国の株安で ・麻生財務相「パナマ文書について議論はなかった」「日本の政策について懸念を表明する国はなかった」 ■想定内のこう着も予想以上に下値が堅い、熊本地震は次第に重しとなる 日経平均は反落。56.68円安の16854.37円(出来高概算10億2000万株)で前場の取引を終えた。14日の米国市場が高安まちまちだったほか、G20財務相会議や産油国会合を見極めたいとする流れ。さらに直近3日間で日経平均は1100円超上昇していることもあり、利益確定の売りが先行した。また、昨晩に熊本で震度7の大地震が発生したことなども、ひとまず利益確定に向かわせる要因になっている。 もっとも押し目買い意欲は強く、日経平均は寄付きを安値に切り返し、一時16928.67円とプラスに転じる場面もみられている。円相場は1ドル109円65銭辺りとやや円安に振れて推移するなか、心理的な下支えとして意識されている。中国の1-3月GDPは6.7%増と、7年ぶり低水準だったが、市場予想通りであり、反応は限定的。 東証1部の騰落銘柄は値下がり数が1300を超えており、全体の6割を占めている。セクターでは海運、建設、空運、パルプ紙がしっかり。半面、電気機器、銀行、繊維、鉄鋼、機械などの弱さが目立つ。 日経平均は想定内のこう着だろうが、予想以上に下値の堅さが意識されている。積極的なポジションを取る動きは限られているとみられるが、下値の堅さから、引けにかけて買い戻す動きが強まる展開も意識しておきたいところか。 熊本の大地震の影響については、3.11の東日本大震災をみていることから、被害はそれ程大きくないように映るかもしれない。しかし、鉄道の再開の見通しは立たず、高速道路なども一部で通行止めとなっている。被害状況が明らかになるにつれて、ライフラインや流通網への影響等が相場の重しになる可能性がある。一方で、短期資金はインフラ補修として建設セクターにシフトしやすくなる。 なお、北朝鮮は、金日成主席の誕生日を迎えるなか、弾道ミサイルの発射が失敗したと報じられている。ある意味失敗が許されない日であり、暴走行為に向かわなければよいのだが、しばらくは警戒が必要だろう。 (株式部長 村瀬智一) ■ドル・円は109円71銭付近、ドル上昇一服後はもみあい、日本と中国の株安で 15日午前の東京外為市場で、ドル・円は上昇一服後もみあう展開となった。日経平均株価と上海総合指数のマイナス圏推移を受けた値動き。ドル・円は、朝方109円29銭を付けた後は国内勢による買いが入り、上昇基調となった。また、今日11時発表の中国1-3月期国内総生産(GDP)や3月鉱工業生産、小売売上高から中国経済の先行き不透明感がやや薄らぎ、リスク選好的な円売りのフローが観測された。 その後、日経平均株価、上海総合指数ともマイナス圏で推移しているため、ドル・円は109円73銭まで上昇したが買いは一服し、足元はもみあう展開。ただ、ランチタイムの日経平均先物は前日終値付近まで値を上げているため、日経平均の反転でドルは110円に接近する可能性はあろう。 ここまではドル・円は109円29銭から109円73銭、ユーロ・ドルは1.1250ドルから 1.1270ドル、ユーロ・円は123円14銭から123円53銭で推移した。 12時18分時点のドル・円は109円71銭、ユーロ・円は123円53銭、ポンド・円は155円25銭、豪ドル・円は84円53銭で推移している。 (為替・債券アナリスト 吉池威) ■後場のチェック銘柄 ・麻生財務相 「パナマ文書について議論はなかった」 「日本の政策について懸念を表明する国はなかった」 「過度な為替の変動は好ましくないと米財務長官と確認」 ・7&I-HD<3382>は4月15日に開く指名報酬委員会に提出する人事案 ・下落率トップは富士通<6702>で5.0%安、パソコン事業統合交渉を白紙に戻す見通し ☆後場の注目スケジュール☆ <国内> ・13:30 2月鉱工業生産確報(速報値:前月比-6.2%) <海外> ・IMF・世銀総会(ワシントン、17日まで) ・インド休場 《WA》
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