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欧米為替見通し:G20までは安心して円買いを進められるとの指摘

2016/4/11 17:17 FISCO
*17:18JST 欧米為替見通し:G20までは安心して円買いを進められるとの指摘 今晩の欧米為替市場で、ドル売り円買いの流れは継続しそうだ。先週末の麻生財務相の円高けん制発言で円高進行はいったん止まったかに見えたが、投機筋によるドル売り円高(ドルに限らず主要通貨に対してほぼ全て円買い)は粛々と進んでおり、東京時間でも107円台に突入している。一部市場関係者は「G20会議を前に政府・日銀による為替介入を心配する必要が無いので、安心して円買いのポジションを構築できる」とコメントしている。 14-15日に米ワシントンD.C.で開かれる主要20カ国(G20)財務相・中央銀行総裁会議では、「パナマ文書」問題すなわち租税回避の対応策がメインで協議されるもようだ。経済協力開発機構(OECD)は、13日にパリで税務当局者による会議を開催する予定だが、G20会議でも租税回避問題について当局者が議論する見通し。 また、前回2月26-27日に上海で開かれたG20会議で取り決められた「為替相場への介入を自制」に関する議論も行われると見られている。今回のG20でも、為替については同様の見解が表明されるものとみられるが、参加国が為替レートの過度の変動や無秩序な動きに対する懸念を表明した場合、投機的な円買いは一服するとの声が聞かれる。 逆に考えると、G20会議までは政府・日銀による為替介入は入りにくいと見ることもできる。円高トレンドが転換するのは早くても15日前後か。2月のように急激な円高が進行するわけではなく、じりじりと円高に振れていることから、オーバーシュートに対する買戻しは期待しにくい地合いと言えよう。 【今日の欧米市場の予定】 ・20:00 ブ・FGVインフレ率(IGP-M、1次プレビュー)(4月) 0.43% ・20:25 ブ・週次景気動向調査 ・22:25 ダドリーNY連銀総裁講演 ・02:00 カプランダラス連銀総裁講演 《WA》