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今日の為替市場ポイント:ドル・円は108円前後で推移か、欧米株式・原油先物の上昇を意識してドル下げ渋りの可能性
2016/4/11 8:03
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*08:03JST 今日の為替市場ポイント:ドル・円は108円前後で推移か、欧米株式・原油先物の上昇を意識してドル下げ渋りの可能性 8日のドル・円は、東京市場では108円08銭から109円10銭まで反発。欧米市場でドルは一時108円04銭まで反落し、108円08銭で取引を終えた。 本日11日のドル・円は108円前後で推移か。日本政府は円高・ドル安の急速な進行を強く懸念している。政府・日銀による円売り介入がただちに実施される可能性は低いとみられているが、欧米株高や原油先物の上昇を意識して投機的な円買いはやや抑制される可能性がある。 報道によると、14-15日に米ワシントンD.C.で開かれる主要20カ国(G20)財務相・中央銀行総裁会議では、租税回避の対応策について協議されるもようだ。経済協力開発機構(OECD)は、13日にパリで税務当局者による会議を開くが、G20会議でも租税回避問題について当局者が議論する見通しだ。 ただし、今回のG20会議では世界経済の減速懸念を受けて持続的な成長を確保するための対応策や手段についても議論される可能性がある。前回2月26-27日に上海で開かれたG20会議では、通貨の競争的な切り下げを回避することや競争力のために為替レートを目標とはしないとの認識が共有された。 今回のG20でも、為替については同様の見解が表明されるものとみられるが、参加国が為替レートの過度の変動や無秩序な動きに対する懸念を表明した場合、投機的な円買いは一服するとの声が聞かれている。また、米国の追加利上げに対する懸念が表明されなかった場合、ドルを買い戻す動きが広がる可能性があるとの見方も出ている。 《WA》
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