マーケット
10/11 15:15
39,605.80
+224.91
42,863.86
+409.74
暗号資産
FISCO BTC Index
10/13 23:26:22
9,339,465
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

今日の為替市場ポイント:ドル・円は110円台で推移か、日銀による早期追加緩和の思惑で円買い一服も

2016/4/6 8:08 FISCO
*08:08JST 今日の為替市場ポイント:ドル・円は110円台で推移か、日銀による早期追加緩和の思惑で円買い一服も 5日のドル・円は、東京市場では111円36銭から110円30銭まで下落。欧米市場でドルは一時109円95銭まで続落し、110円32銭で取引を終えた。 本日6日のドル・円は主に110円前半で推移か。欧米株安を意識してドルの上値は重くなりそうだが、円高進行を受けて日本銀行による早期追加緩和の思惑が浮上しており、投機的な円買いはやや一服する可能性がある。 5日の欧米市場でドルは2014年10月31日以来となる109円95銭まで下落した。ドルはまもなく110円台に戻したが、市場関係者の間からはドル・円相場は1ドル110円近辺が中心となり、おおむね108円-112円の新たな取引レンジに移行するのではないか?との声が聞かれている。一部では米国の追加利上げ時期が6月以降になる可能性があることから、1ドル=105円程度が下値目途になるとの見方も出ている。 ただし、ドル安・円高が急速に進んでいることから、市場関係者の間では日本銀行は4月27-28日に開かれる金融政策決定会合で追加の金融緩和に踏み切るとの観測が浮上している。日銀短観3月調査によると、事業計画の前提となっている2016年度の想定為替レート(大企業・製造業)は1ドル=117円46銭となっており、現在の円相場は想定為替レートと比べて7円程度の円高・ドル安水準となっている。 ドル安・円高がさらに進行した場合、企業収益に大きな影響を与えることや2017年度前半頃とする2%物価目標の達成時期が2018年度以降に後ずれするとの懸念も生じており、日銀は次回会合で国債買い入れの増額などを柱とする追加緩和を決定する可能性は十分あると思われる。 《WA》