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後場に注目すべき3つのポイント~中小型株に資金が集中する展開へ

2016/3/8 12:30 FISCO
*12:30JST 後場に注目すべき3つのポイント~中小型株に資金が集中する展開へ 8日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・中小型株に資金が集中する展開へ ・ドル・円は112円92銭付近、株安を意識した円買いで113円割れ ・投資判断引き上げの伊藤園<2593>が小じっかり ■中小型株に資金が集中する展開へ 日経平均は大幅に下落。276.06円安の16635.26円(出来高概算12億6000万株)で前場の取引を終えている。7日の米国市場はNYダウが5営業日続伸となる一方でナスダックは反落となるなど、まちまちの展開だった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比70円安の16880円となり、これにさや寄せする格好から小幅に続落して始まった。 10-12月期GDP改定値は下方修正との見方が大勢だったが、物価変動を除く実質の平均値は前期比年率1.1%減と、速報値の1.4%減から上方修正された。これにより月内の日銀の金融緩和の可能性が後退する格好にもなり、次第に利益確定の流れが強まっている。また、為替市場では一時112円台後半と円高に振れているほか、上海市場が弱い動きをみせているなか、じりじりと下げ幅を拡大させている。 東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1700を超えており、全体の9割を超えている。セクターでは33業種全てが下げており、非鉄金属、海運、銀行、保険、証券、電力ガス、その他金融、医薬品などの弱さが目立つ。 日経平均はソフトバンクグ<9984>、ファナック<6954>辺りが下支えする格好から、売り先行後は底堅さが意識されるとみていたが、予想以上の下げとなっている。GDP改定値が上方修正されたことにより緩和期待が後退したほか、円高が嫌気されている。また、週末にメジャーSQを控えているなか、権利行使価格の16875円から16625円まで下げていることから、ヘッジに伴う売りの影響も大きいであろう。 日経平均は5日線を割り込んできており、目先的には25日線辺りが意識されやすいところである。インデックスに絡んだ商いにより、大きな切り返しは期待しづらいところであり、インデックスに振らされ難い中小型株へ資金がシフトしやすいと考えられる。ストップ高をつけるも、日経平均の大幅下落による警戒感から上げ幅を縮めている銘柄も多い。これら銘柄へ再び資金が集中する展開となるか注目されよう。 (株式部長 村瀬智一) ■ドル・円は112円92銭付近、株安を意識した円買いで113円割れ ドル・円は112円92銭付近で推移。株安を意識した円買いが強まり、113円を割り込んだ。 ドル・円は113円52銭を付けた後は日経平均株価の下落でリスク回避的な円買いが強まったことからドルは113円を割り込み、一時112円75銭まで値を下げた。上海総合指数もマイナス圏推移となったため市場の警戒感が広がった。 ランチタイムの日経平均先物は軟調地合いだが足元は下げ渋っているため、ドルは午後の取引で円買いは弱まる見通し。ただ、株価反発への期待は後退しつつあり、113円を回復する展開は想定しにくい。 12時29分時点のドル・円は112円92銭、ユーロ・円は124円48銭、ポンド・円は160円95銭、豪ドル・円は83円90銭で推移している。 (為替・債券アナリスト 吉池威) ■後場のチェック銘柄 ・Fリテ<9983>、ダイキン<6367>、電通<4324>で日経平均を約32円押し下げ ・225銘柄の下落率上位は東芝<6502>、パイオニア<6773> ・投資判断引き上げの伊藤園<2593>が小じっかり、目標株価引き上げの花王<4452>は下げ幅限定的 ☆後場の注目スケジュール☆ <国内> ・15:00 2月景気ウォッチャー調査・現状(予想:47.4、1月:46.6) <海外> ・15:45 スイス・2月失業率(季調済)(予想:3.5%、1月:3.4%) ・16:00 独・1月鉱工業生産(前月比予想:+0.5%、12月:-1.2%) 《SY》
関連銘柄 9件
2593 東証プライム
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清涼飲料メーカー。国内緑茶飲料市場でトップシェア。お~いお茶が主力。タリーズコーヒージャパンを傘下に収める。米国など海外展開も。中計では27.4期ROE10%以上目標。お~いお茶のグローバル化等に注力。 記:2024/06/04
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国内最大の広告代理店。世界145以上の国・地域で事業展開。メディア確保力、広告企画力などが強み。配当性向35%目標。内部投資で競争力、ケイパビリティの強化を図る。中国などでのコアビジネス再建に注力。 記:2024/07/08
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トイレタリー国内最大手。衣料用洗剤や食器用洗剤、サニタリー製品、スキンケア製品、化粧品のほか、油脂製品等のケミカル事業も手掛ける。バスクリーナーは高付加価値製品が好調。ヘアケア製品などは売上が順調。 記:2024/06/11
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20,075
9/30 15:00
-475(-2.31%)
時価総額 5,884,264百万円
空調・冷凍機事業が主力。エアコン世界首位。フッ素化学製品等の化学事業、酸素濃縮装置の製造・販売等も。海外売上比率が高い。差別化新商品の投入、増産投資等に取り組む。26.3期営業利益5000億円目標。 記:2024/06/07
6502 東証プライム
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時価総額 1,988,103百万円
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6773 東証1部
65
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±0(0%)
時価総額 125,017百万円
カーナビ等カーエレクトロニクス事業が主力。家電AV機器事業から撤退。車載関連ビジネスの成長等に注力。地図事業を強化。香港投資ファンドの完全子会社化により、同社株は上場廃止予定。19.3期2Qは業績苦戦。 記:2019/01/21
6954 東証プライム
4,190
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9983 東証プライム
47,420
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時価総額 15,090,040百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10
9984 東証プライム
8,427
9/30 15:00
-666(-7.32%)
時価総額 14,519,333百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17