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後場に注目すべき3つのポイント~ショートポジションをニュートラルにする

2016/3/4 12:32 FISCO
*12:32JST 後場に注目すべき3つのポイント~ショートポジションをニュートラルにする 4日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・ショートポジションをニュートラルにする ・ドル・円は113円61銭付近、日銀総裁発言でドル売りも ・京セラ<6971>、アルプス電<6770>など電子部品関連には買い戻しの動きが継続 ■ショートポジションをニュートラルにする 日経平均は小幅に反落。4.10円安の16956.06円(出来高概算13億8000万株)で前場の取引を終えている。日経平均は直近で900円を超える上昇だったほか、シカゴ先物清算値が大阪比145円安の16845円だったこともあり、利益確定の売りが先行した。ただし、寄り付き直後に16861.38円まで下げた後は底堅い値動きが続いており、前引け間際にはプラスに転じる場面もみられている。 セクターでは鉱業、ガラス土石、石油石炭、非鉄金属、機械、証券、卸売、電気機器、金属製品などが堅調。一方で、情報通信、医薬品、陸運、不動産、水産農林、保険などが一服となっている。東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が1200を超えており、全体の6割を占めている。規模別指数では大型株指数のみが小幅に下げる半面、小型株指数の強さが目立つ。 日経平均は一時プラスに転じるなど底堅い値動きが続いている。米雇用統計の上振れ期待が高まっており、利上げ見通しに影響を与える可能性はある。それでも3月の米FOMCでの市場予想は「据え置き90%」である。雇用統計の結果が好感され、一方で追加利上げ観測が強まらないようだと、NYダウは17000ドル突破から一段のリバウンドが意識される。先回り的な動きはないだろうが、ショートポジションをニュートラルにする場面において、日経平均の押し上げにつながる可能性はありそうだ。 大引けにかけては週末要因もあって利食いが強まる可能性はある。ただし、米雇用統計の上振れ期待のほか、原油相場についても底堅さが意識されてきている。中国では全国人民代表大会(全人代)の開幕を控え、政策期待なども高まりやすいだろう。16900-17100円処は価格帯別出来高で商いの膨れている水準ではあるが、レンジ上限辺りへのトレンドが強まる展開も意識しておきたい。 (株式部長 村瀬智一) ■ドル・円は113円61銭付近、日銀総裁発言でドル売りも ドル・円は113円61銭付近で推移。黒田日銀総裁の発言を受け、一時ドル売りが強まった。 ドル・円は、日経平均株価の弱含みを受け、朝方113円76銭から値を下げる展開となった。日銀黒田総裁が参院予算委員会で「さらにマイナス金利を引き下げることは考えていない」と述べたことを受けてドルは一時113円24銭まで下落。3日に付けた直近安値113円22銭に迫った。ただ、その後黒田総裁は状況次第で追加金融緩和を行うと明言しており、ドルは下げ止まった。 ランチタイムの日経平均先物は堅調地合いとなっていることから、ドルは目先底堅い値動きが予想される。ただ、今晩の米雇用統計発表を控え様子見ムードが強まりやすい。また、引き続き利益確定売りが強いため、上値は重くなりそうだ。 12時27分時点のドル・円は113円61銭、ユーロ・円は124円35銭、ポンド・円は160円93銭、豪ドル・円は83円74銭で推移している。 (為替・債券アナリスト 吉池威) ■後場のチェック銘柄 ・KDDI<9433>、Fリテ<9983>、アステラス薬<4503>で日経平均を約48円押し下げ ・京セラ<6971>、アルプス<6770>など電子部品関連には買い戻しの動きが継続 ・投資判断引き上げの富士石油<5017>、ふくおかFG<8354>が堅調 ☆後場の注目スケジュール☆ <国内> ・特になし <海外> ・特になし 《SY》
関連銘柄 7件
4503 東証プライム
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時価総額 3,083,313百万円
国内大手製薬会社。前立腺がん治療剤「XTANDI」や急性骨髄性白血病治療剤「XOSPATA」などが主要製品。海外売上高比率が高い。25.3期は尿路上皮がん治療剤「PADCEV」の成長などを見込む。 記:2024/06/24
5017 東証プライム
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10/2 15:00
+18(5.01%)
時価総額 29,475百万円
石油開発のアラビア石油と石油精製の富士石油が統合。開発からは撤退し、現在は千葉県で精製を行う。日本航空やJERAグループなど強固な顧客基盤が強み。出光興産と資本業務提携。燃料油事業の協業深化などを図る。 記:2024/05/02
6770 東証プライム
1,549
10/2 15:00
-33(-2.09%)
時価総額 339,666百万円
電子部品のアルプス電気、カーナビのアルパインが経営統合。スイッチや可変抵抗器などコンポーネント事業が主力。タクトスイッチは業界トップクラスのシェア。海外売上高比率が高い。車載用電子部品の拡大等に注力。 記:2024/06/15
6971 東証プライム
1,657
10/2 15:00
-30(-1.78%)
時価総額 2,502,855百万円
電子部品大手。セラミック技術に強み。セラミックパッケージや半導体製造装置向けセラミック部品等で高シェア商品多数。コアコンポーネント及び電子部品部門は積極的な設備投資継続。29.3期売上高3兆円目指す。 記:2024/04/30
3,561
10/2 15:00
-106(-2.89%)
時価総額 680,642百万円
福岡銀行、熊本銀行、十八親和銀行、福岡中央銀行などを傘下に収める持株会社。国内最大規模の地域金融機関。総資産は32兆円超。スマホ専業のみんなの銀行などを育成。デジタルチャネルの拡充などに取り組む。 記:2024/08/01
9433 東証プライム
4,609
10/2 15:00
-70(-1.5%)
時価総額 10,619,966百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。沖縄セルラー電話、JCOMなどを傘下に持つ。ローソンへのTOBは成立。au PAYカードの会員数が944万人を突破するなど金融事業は順調。 記:2024/06/04
9983 東証プライム
46,780
10/2 15:00
-1,930(-3.96%)
時価総額 14,886,378百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10