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後場に注目すべき3つのポイント~主要決算控え手掛けづらいなか、郵政グループ3社に資金集中

2015/11/5 12:28 FISCO
*12:28JST 後場に注目すべき3つのポイント~主要決算控え手掛けづらいなか、郵政グループ3社に資金集中 5日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・主要決算控え手掛けづらいなか、郵政グループ3社に資金集中 ・ドル・円は121円49銭付近、前日米国市場からの買いは一服 ・ヤマダ電<9831>が通期利益予想の上方修正と期末配当の増配を発表 ■主要決算控え手掛けづらいなか、郵政グループ3社に資金集中 日経平均は続伸。195.51円高の19122.42円(出来高概算12億1000万株)で前場の取引を終えた。4日の米国市場はイエレンFRB議長が「12月の利上げの可能性は残っている」と発言したことが嫌気されて下落に転じていたが、これにより円相場は1ドル121円55銭辺りと円安に振れて推移。シカゴ日経225先物清算値は大阪比150円高の19050円だったこともあり、これにさや寄せする格好から始まった。 その後19145.36円まで上げ幅を拡大させる局面もみられたが、直近もち合いレンジでの上限で強弱感が対立。その後、ソフトバンクグ<9984>、ファナック<6954>などが弱含む中、一時19000円を割り込む局面も。しかし、5日線レベルが支持線として意識される中。前引けにかけては再び強含む展開となった。 セクターでは食料品、海運、金属、非鉄、倉庫、建設、銀行などが堅調。一方で石油石炭、輸送用機器が冴えない。売買代金上位では郵政グループ3社が上位に位置しているほか、トヨタ自<7203>、メガバンク3行、JT<2914>、村田製<6981>などがしっかり。 日経平均は19000円処での底堅さが意識されており、先高期待は強い。ただし、トヨタ自<7203>など主力処の決算を控えていることもあり、全体としては手掛けづらさが窺える。その中で、日本郵政<6178>、ゆうちょ銀行<7182>、かんぽ生命保険<7181>に資金が集中している。MSCI(モルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル)は、日本郵政とゆうちょ銀行の2銘柄を標準指数に採用すると報じられたことが刺激材料となった。 この郵政グループ3社に資金が集中する中、マザーズ指数はマイナス圏で推移するなど、中小型株からの資金シフトも起こっているようである。かんぽ生命保険などは、新興市場の中小型株並みの値動きをみせていることで、限られた投資資金が明確にシフトしている状況が窺える。まずは郵政グループ3社が落ち着きをみせ、利食い資金が次のターゲットを探る展開を見極める必要があろう。 (株式部長・アナリスト 村瀬智一) ■ドル・円は121円49銭付近、前日米国市場からの買いは一服 ドル・円は121円49銭付近で推移。前日米国市場からの買いは一服したもよう。 ドル・円は、米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長が12月利上げに前向きな姿勢を示したことから買いが強まり、一時121円72銭まで上昇した。東京市場では、ドル買いが一服し、やや値を下げる展開となった。 午前の取引で、ドル・円は日経平均株価が堅調だったものの反応は薄かった。ランチタイムの日経平均先物が一段高となっているが、ドル・円は高値圏に上昇していることから、引き続き株価への反応は限定的となる可能性がある。 ここまで、ユーロ・ドルは1.0857ドルから1.0873ドル、ユーロ・円は131円90銭から132円13銭のレンジ内で推移した。 12時25分時点のドル・円は121円49銭、ユーロ・円は132円04銭、ポンド・円は186円90銭、豪ドル・円は86円82銭で推移している。 (為替・債券アナリスト 吉池威) ■後場のチェック銘柄 ・JT<2914>、KDDI<9433>、アサヒ<2502>が日経平均値上がり上位 ・ソフトバンクG<9984>は前日決算のインパクト乏しく反落 ・ヤマダ電<9831>が通期利益予想の上方修正と期末配当の増配を発表 ☆後場の注目スケジュール☆ <国内> ・12:45 10年国債入札の結果発表 <海外> ・16:00 独・9月製造業受注(前月比予想:+1.0%、8月:-1.8%) 《SY》
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国内ビール大手のアサヒビール、アサヒ飲料、アサヒグループ食品などを傘下に収める持株会社。欧州、オセアニア、東南アジアでも事業展開。日本は主力ブランドに経営資源投下。オセアニアは商品ポートフォリオを強化。 記:2024/09/01
2914 東証プライム
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6178 東証プライム
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10/4 15:00
+17(1.25%)
時価総額 5,197,777百万円
日本郵政、ゆうちょ銀行、かんぽ生命を傘下に有するグループ会社。約2万4千の郵便ネットワークを持つ。郵便・物流事業は売上伸び悩むが、郵便局窓口事業や銀行業が売上下支え。24.3期3Q累計は小幅増収。 記:2024/04/09
6954 東証プライム
4,154
10/4 15:00
-3(-0.07%)
時価総額 4,193,658百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
6981 東証プライム
2,797
10/4 15:00
-28.5(-1.01%)
時価総額 5,670,758百万円
大手電子部品メーカー。コンデンサやインダクタ、EMI除去フィルタ等を手掛ける。チップ積層セラミックコンデンサ等で世界トップシェア。海外売上高比率が高い。コンデンサはモビリティ向けなどで販売増を見込む。 記:2024/06/04
7181 東証プライム
2,643.5
10/4 15:00
+36.5(1.4%)
時価総額 1,056,591百万円
日本郵政グループの保険会社。1916年に創設された簡易生命保険が前身。総資産は業界最大級。郵便局を通じて保険商品の販売等を行う。第一生命と業務提携。中期経営計画では26.3期純利益910億円目指す。 記:2024/05/10
7182 東証プライム
1,362.5
10/4 15:00
+17.5(1.3%)
時価総額 5,108,755百万円
日本郵政グループの銀行。全国の郵便局ネットワークを通じて金融サービスを提供。邦銀最大級の顧客基盤が強み。通常貯金口座数は約1.2億口座。総資産は238兆円超。中計では26.3期純利益4000億円以上目標。 記:2024/09/03
7203 東証プライム
2,586
10/4 15:00
-15.5(-0.6%)
時価総額 42,190,556百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
9433 東証プライム
4,687
10/4 15:00
+37(0.8%)
時価総額 10,799,692百万円
国内シェア2位の大手通信キャリア。auブランドの携帯電話が主力。沖縄セルラー電話、JCOMなどを傘下に持つ。ローソンへのTOBは成立。au PAYカードの会員数が944万人を突破するなど金融事業は順調。 記:2024/06/04
9831 東証プライム
451.5
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家電量販店国内トップ。地域電気店との連携網に強み。M&Aで住宅や環境領域を拡大。金融サービスも。24.3期3Q累計は家電の巣籠もり需要が一巡。暖冬で季節家電も振るわず。資材高に伴う住宅の採算低下も重石に。 記:2024/04/11
9984 東証プライム
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時価総額 14,750,209百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17