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今日の為替市場ポイント:過度の円安に対する警戒感残り、ドル上げ渋りも

2015/6/10 8:05 FISCO
*08:07JST 今日の為替市場ポイント:過度の円安に対する警戒感残り、ドル上げ渋りも 9日のドル・円相場は、東京市場では124円74銭から124円16銭で軟調推移。欧米市場でドルは一時123円86銭まで下落したが、124円34銭で取引を終えた。 本日10日のドル・円は124円台で推移する見通し。過度の円安に対する市場の警戒感は残されており、ドルは上げ渋る可能性がある。 国際協力銀行(JBIC)の渡辺総裁はブルームバーグとの会見で、現在のドル・円相場は米国の利上げをすでに織り込んでおり、1ドル=130円まで進むことは想定していないとの見方を示した。 渡辺氏は、円安の影響については「原油安が続く限り、120-125円は中小企業にとっても許容の範囲内」と指摘している。ただし、「130-135円の円安は悪影響を与える」との見方を示した。市場関係者の間では、日本政府は1ドル=130円程度までの円安は許容するとの思惑が浮上している。 ただし、一部の市場関係者は1ドル=120円でも収益面で大きな影響を受けている中小企業は少なくないと指摘している。輸入コストの増加を価格に転嫁することが難しい状況が続いているとの声が聞かれており、1ドル=120-125円程度の円安が続いた場合、個人消費への影響が懸念されるかもしれない。円安で訪日外国人は増加傾向にあるが、それだけでは景気回復は不十分との見方は少なくない。 《SY》