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9日のニューヨーク外国為替市場:米4月JOLT求人件数の増加を好感してドル反転

2015/6/10 6:27 FISCO
*06:27JST 9日のニューヨーク外国為替市場:米4月JOLT求人件数の増加を好感してドル反転 [ロンドン市場概況] 9日のロンドン外国為替市場のドル・円は、ギリシャ債務協議への警戒感や米国10年債利回りの低下を受けて、124円61銭から123円86銭まで下落した。 ユーロ・ドルは、ギリシャ債務協議への警戒感から、1.1311ドルから1.1235ドルまで下落した。ユーロ・円は、140円66銭から139円48銭まで連れ安に推移した。 ポンド・ドルは、英国4月の商品貿易赤字が減少したことで、1.5276ドルから1.5332ドルまで上昇した。 ドル・スイスフランは、0.9247フランから0.9307フランで推移した。 [経済指標] ・英・4月商品貿易収支:-85.61億ポンド(予想:-99.50億ポンド、3月:-107.05億ポンド) ・ユーロ圏・1-3月期域内総生産改定値:前期比+0.4%、前年比+1.0%(予想:+0.4%、10-12月期:+0.4%) ・ギリシャ・4月鉱工業生産:前年比+0.4%(3月:+5.0%) ・米・5月NFIB中小企業楽観指数:98.3(予想:97.2、4月:96.9) ・ブ・5月FGVインフレ率IGP-DI:前年比+4.83%(4月:+3.94%) [要人発言] ・関係者 「ギリシャ、債権者向けに改定した3ページの修正案を提出」 「ギリシャの新提案は、従来案のあいまいな焼き直し」 ・欧州連合(EU)報道官 「ギリシャからの新提案を受け取り鋭意検討している」 [ニューヨーク市場寄付] ドル・円124円12銭、ユーロ・ドル1.1241ドル、ユーロ・円139円52銭、ポンド・ドル1.5302ドル、ドル・スイス0.9310フラン [ニューヨーク市場概況] 9日のニューヨーク外為市場でドル・円は、124円02銭から124円44銭まで上昇し、 124円34銭で引けた。予想を上振れた4月JOLT求人件数、卸売在庫を受けた債券利回りの上昇に伴うドル買いが優勢となった。 ユーロ・ドルは、1.1214ドルまで下落後、1.1291ドルまで上昇し1.1281ドルで引けた。ギリシャ債務協議への懸念を受けたユーロ売りが続いた。ユーロ・円は、139円40銭まで下落後、140円42銭まで上昇。 ポンド・ドルは、1.5258ドルまで下落後、1.5389ドルまで上昇した。 ドル・スイスは、0.9333フランまで上昇後、0.9287フランまで下落した。 [シカゴVIX指数:株式投資家の恐怖心理の度合いを示す指数] ・14.47←15.29日中最大15.74(2014年最大:31.06、過去最安93年8.89、直近では06年9.39) [原油市場概況] 9日のNY原油先物は反発。59.41ドルから60.38ドルまで上昇した。米エネルギー情報局(EIA)が前日、「シェールオイル生産は鈍化しており、その傾向は7月も続く」との見方を示したといわれ、供給後退の思惑から買いが先行したもよう。 また、10日発表予定のEIA週報(週次石油在庫統計)について、国内全体や原油先物の受け渡し拠点オクラホマ州クッシングの在庫が減少予想になっていることも、買い材料になった。なお、EIAが9日発表した6月短期エネルギー見通しでは、今年の原油生産予想が引き上げられたが(日量943万バレル、5月時点は919万バレル)、売りは限定的だった。 [株式市場概況] 米国株式相場は下落。ダウ平均は2.51ドル安の17764.04、ナスダックは7.76ポイント安の5013.87で取引を終了した。朝方は、昨日の下落を受けて買い戻しが入ったが、4月JOLT求人件数が約14年ぶりの高水準となったことで再び早期利上げへの懸念が強まり、売り買いが交錯する展開となった。NY原油先物相場は一時3%強上昇したものの、相場を押し上げるには至らなかった。セクター別では、家庭用品・パーソナル用品や銀行が上昇する一方で不動産や運輸が下落した。 ヨガウェアのルルレモン・アスレティカ(LULU)は決算内容が好感され、上昇。動画ストリーミングのネットフリックス(NFLX)は、本日開催の年次株主総会で株式分割が承認される可能性があることで堅調推移。一方で、航空会社のサウスウエスト・エアラインズ(LUV)は、下半期の旅客輸送能力を抑制する方針が嫌気され、下落。通信大手のTモバイルUS(TMUS)は、筆頭株主であるドイツテレコムが携帯電話のスプリント(S)を合併先として希望していたことが報じられ売られた。 ギリシャは、国際債権団に提出した新改革案基礎的財政収支(プライマリーバランス)の黒字目標を引き上げたが、欧州委員長のユンケル委員長は同改革案に否定的な見方を示した。 [通貨オプション] ドル・円オプション市場で変動率は上昇。リスク警戒感を受けたオプション買いが強まった。一方、リスクリバーサルでは円プットスプレッドが縮小。1ヶ月物ではドル・円下値ヘッジ目的の円コール買いが強まり、2ヶ月ぶりに円コールスプレッドが円プットスプレッドを上回った。 ■変動率 ・1ヶ月物8.62%⇒9.04%(08年10/24=45%) ・3ヶ月物8.74%⇒8.90%(08年10/24=31.044%) ・6ヶ月物9.20%⇒9.29%(08年10/24=25.50%) ・1年物9.66%⇒9.74%(08年10/24=20.00%、21.25%=98年10月以来の高水準) ■リスクリバーサル(25デルタ円コール) ・1ヶ月物-0.12%⇒+0.03%(08年10/27=+10.90%) ・3ヶ月物-0.30%⇒−0.22%(08年10/27=+10.90%) ・6ヶ月物-0.45%⇒−0.39%(08年10/27=+10.71%) ・1年物-0.71%⇒−0.65%(8年10/27=+10.71%) [経済指標] ・米・4月JOLT求人件数:537.6万件(予想:504.4万件、3月:510.9万件←499.4万 件) ・米・4月卸売在庫:前月比+0.4%(予想:+0.2%、3月:+0.2%←+0.1%) ・米・4月卸売売上高:前月比+1.6%(予想:+0.6%、3月:-0.3%←-0.2%) [要人発言] ・高官筋 「ツィプラス・ギリシャ首相は議会に解散・総選挙はあり得ないと伝えた」 ・独政府当局 「ツィプラス・ギリシャ首相とメルケル独首相、オランド仏大統領の会談、10日に実施へ」 ・ダイセルブルーム・ユーロ圏財務相会合(ユーログループ)議長 「ギリシャは年金改革が必要」 「ギリシャと依然意見が相違」 ・ショイブレ独財務相 「ギリシャに関し、メルケル独首相と大筋で合意」 ・イタリアのパドアン経済・財務相 「ギリシャに関し、技術的な調整は継続しているが近々合意へ」 [東京市場終値-ニューヨーク市場終値] ・為替市場: (始値) (高値) (安値) (終値) ・ドル・円 124.53 124.61 123.86 124.34 ・ユーロ・ドル 1.1291 1.1311 1.1214 1.1281 ・ユーロ・円 140.61 140.66 139.40 140.27 ・ドル・スイス 0.9264 0.9332 0.9247 0.9309 ・ポンド・ドル 1.5284 1.5389 1.5258 1.5385 ・株式市場: ・NYダウ 17766.95 17817.83 17714.97 17764.04 ・ナスダック 5013.13 5027.02 4974.62 5013.87 ・債券市場: (始値) (終値) ・米国債 2年物 0.683 0.719 ・米国債10年物 2.384 2.439 ・米国債30年物 3.114 3.167 ・先物市場: ・NY金先物 1180.80 1182.30 1174.60 1173.6 ・NY原油先物 59.49 60.38 59.41 60.14 《MK》