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*04:41JST 5月22日のNY為替概況 22日のニューヨーク外為市場でドル・円は、120円85銭から121円57銭まで上昇し、121円55銭で引けた。この日発表の米国の4月消費者物価指数(CPI)で、コア指数が予想を上回る伸びとなったことや、イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長の年内利上げ適切発言を受けて、FRBの利上げ観測が強まり、ドル買いが優勢になった。 ユーロ・ドルは、1.1177ドルから1.1003ドルまで下落し、1.1005ドルで引けた。ギリシャ懸念で引き続きユーロの上値は重く、米利上げ観測によるドル買いからの売り圧力も加わった。ユーロ・円も、135円13銭から133円75銭まで下落した。 ポンド・ドルは、1.5647ドルから1.5461ドルまで下落。カーニー英中銀総裁のポンド高けん制的な発言も、ポンド売りにつながったとみられる。ドル・スイスフランは、0.9322フランから0.9457フランまで上昇した。 【経済指標】 ・米・4月消費者物価指数：前年比-0.2％（予想：-0.2％、3月：-0.1％） ・米・4月消費者物価コア指数：前年比+1.8％（予想：+1.7％、3月：+1.8％） ・米・4月消費者物価指数：前月比+0.1％（予想：+0.1％、3月：+0.2％） ・米・4月消費者物価コア指数：前月比+0.3％（予想：+0.2％、3月：+0.2％） ・カナダ・4月消費者物価指数：前年比+0.8％（予想：+1.0％、3月：+1.2％） ・カナダ・3月小売売上高：前月比+0.7％（予想：+0.3％、2月：+1.5％←+1.7％） 【要人発言】 ・カーニー英中銀総裁 「(英国の低インフレで)当局者はポンド高の悪影響に留意を」 「英国の生産性の伸びはゆっくり上向きつつある」 「最近は賃金にやや弱さがみられる」 「英中銀の利上げペースは緩やかに」 ・イエレン米連邦準備理事会(FRB)議長 「年内のいずれかの時点の利上げは適切」 「雇用目標に達していない」 「年内とそれ以降の成長は緩やかに」 「利上げ開始後、引き締めペースは緩やかになる」 「弱い第1四半期後に景気は強くなると予想」 ・国際通貨基金(IMF)の対日審査声明 「日銀は2％のインフレ目標達成のコミットメントを再確認し、追加緩和を検討する用意があることを強調すべき」 《KK》