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5月21日のNY為替概況(追加)

2015/5/22 4:58 FISCO
*04:58JST 5月21日のNY為替概況(追加) 21日のニューヨーク外為市場でドル・円は、121円26銭から120円94銭まで下落し、121円00銭で引けた。 この日発表された米国の経済指標で、先週分新規失業保険申請件数が予想以上に増加したが、4週移動平均が15年ぶりの低水準を記録したことが注目され、ドル買いが先行。その後、4月景気先行指数が上振れで上昇したが、4月中古住宅販売件数が予想に反して減少し、5月フィラデルフィア連銀景況指数も予想外に低下。米国債利回りが低下に向かったことで、ドル売りが優勢になった。 ユーロ・ドルは、1.1148ドルから1.1105ドルまで下落し、1.1125ドルで引けた。引き続きギリシャ懸念から上値が重い状態になった。ユーロ・円は、134円98銭から134円53銭まで下落した。 ポンド・ドルは、1.5645ドルから1.5694ドルで推移。英・4月小売売上高が大幅な増加に転換し、ポンドが急反発した流れが続いた。ドル・スイスフランは、0.9331フランから0.9373フランで推移した。 【経済指標】 ・米・先週分新規失業保険申請件数:27.4万件(予想:27万件、前回:26.4万件) ・米・失業保険継続受給者数:221.1万人(予想:223.1万人、前回:222.3万人←222.9万人) ・米・4月シカゴ連銀全米活動指数:-0.15(予想:0.00、3月:-0.36←-0.42) ・米・5月製造業PMI速報値:53.8(予想:54.5、4月:54.1) ・米・5月フィラデルフィア連銀景況指数:6.7(予想:8.0、4月:7.5) ・米・4月中古住宅販売件数:504万戸(予想:523万戸、3月:521万戸←519万戸) ・米・4月景気先行指数:前月比+0.7%(予想:+0.3%、3月:+0.4%←+0.2%) 【金融政策】 ・南ア中銀:政策金利を5.75%に据え置き決定 【要人発言】 ・ハニアフ南ア中銀総裁 「インフレ見通しの悪化は、金融政策をいつまでも維持できない状況を示唆」 「昨年1月からの引き締め局面は、依然として続いている」 ・フィッシャー米FRB議長 「EMU(欧州経済通貨同盟)が危機を脱する可能性は非常に高い」 「欧州連合(EU)が長期的に存続していくために、加盟国に繁栄をもたらすことが必要」 「生産性の向上がカギになる」 《KK》