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*08:19JST 今日の為替市場ポイント：ギリシャ債務懸念でドル・円は伸び悩む可能性 20日のドル・円相場は、東京市場では119円03銭から118円53銭まで下落。欧米市場でドルは一時119円42銭まで反発し、119円18銭で取引を終えた。 本日21日のドル・円は119円台で推移か。ギリシャの債務問題に対する懸念は残されており、ドルはやや伸び悩む可能性がある。 ギリシャ政府は20日、公的部門の機関や団体に対して、利用していない現金を中央銀行に移管する法的措置を導入した。この発表を受けてユーロ売りが優勢となった。市場関係者の間では、ギリシャ政府の資金繰りは大変厳しくなっているとの見方が広がっており、同国の債務不履行に対する警戒感は高まっている。 欧州中央銀行（ECB）のコンスタンシオ副総裁は20日、ギリシャが債務不履行に陥った場合でもユーロ圏にとどまる可能性があることを示唆した。同副総裁は「ECB当局者らはギリシャのユーロ圏離脱はないと確信している」と話している。 市場関係者の間からは、現在のユーロ相場はギリシャが債務不履行に陥ることを十分織り込んでいないとの声が聞かれている。ただし、ドイツ国債10年の利回り水準はギリシャの債務不履行をおおよそ織り込んでいるとの見方もあり、ギリシャが債務不履行に陥ることは想定の範囲内となりつつある。 《KO》