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*07:25JST 20日の米国市場ダイジェスト：ダウは208ドル高、中国人民銀行による預金準備率引き下げを好感 ■NY株式：ダウは208ドル高、中国人民銀行による預金準備率引き下げを好感 NYダウ　　　　　　　ナスダック 終値　：18034.93　　終値　：4994.60 前日比：+208.63　　 前日比：+62.79 始値　：17841.18　　始値　：4958.07 高値　：18092.22　　高値　：5000.20 安値　：17841.18　　安値　：4952.68 20日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は208.63ドル高の18034.93、ナスダックは62.79ポイント高の4994.60で取引を終了した。中国人民銀行が預金準備率を引き下げたことで、世界経済の減速懸念が後退したことが好感され、買いが先行。前週末の大幅安を受けた買い戻しも加わり、終日堅調推移となった。ダウは一時250ドルを超す上昇となる場面もあった。セクター別でも全面高となり、運輸やテクノロジー・ハード・機器の上昇が目立った。 玩具メーカーのハズブロ（HAS）は決算内容が好感され急騰。資源サービス大手のハリバートン(HAL)は赤字決算となったものの、1株損失が市場予想より軽微だったことで堅調推移。投資銀行のモルガン・スタンレー(MS)は決算内容が大幅に市場予想を上回り、買われた。一方で、アパレルのマイケル・コース（KORS）はバークレイズやみずほ証券による目標株価・投資判断引き下げを受け下落した。 ITサービスのIBM（IBM）は、マーケット終了後に1-3月期決算を発表、一株利益は予想を上回ったものの、売上高はやや下ぶれた。時間外取引で小幅上昇して推移している。 （Horiko Capital Management LLC） ■NY為替：ドル・円は119円22銭、リスク選好の円売りが強まる ドル・円は118円97銭から119円42銭まで上昇し119円22銭で引けた。米国の3月シカゴ連銀全米活動指数が予想外に3カ月連続のマイナスに落ち込んだことを嫌気したドル売りが一時優勢となったが、中国人民銀行が市中銀行に求める預金準備率を予想以上の幅を引き下げたことが安心感につながり、リスク選好の円売りが強まった。 ユーロ・ドルは、1.0713ドルへ下落後、1.0768ドルまで反発し、1.0736ドルで引けた。ギリシャ政府が地方政府に資金を中央銀行に移管するよう命令するなど資金のひっ迫が明らかになり、ギリシャが債務不履行（デフォルト）または、ユーロ離脱するとの懸念を受けたユーロ売りが継続。ユーロ・円は、127円63銭から128円47銭へ上昇した。株高に連れてリスク選好の円売りが優勢となった。ポンド・ドルは、1.4888ドルから1.4927ドルへ上昇。ドル・スイスは、0.9597フランから0.9527フランへ下落した。 ■NY原油：反発で56.38ドル、米クッシング在庫の減少見通しで買い優勢 NY原油は反発（NYMEX原油5月限終値：56.38　↑0.64）。55.24ドルから57.17ドルまで上昇した。米エネルギー情報会社のジェンスケープが、原油先物の受け渡し拠点オクラホマ州クッシングの在庫について、先週減少したとの見通しを示しているといわれ、買いが優勢になった。 また、中国の金融緩和実施を受けて欧米で株高となったことも、原油相場の下支えになった。なお、22日から取引の中心となる6月限の20日値動きは、高値が58.63ドル、安値が56.80ドル、引けは57.88ドルであった(前日比0.56ドル高)。 ■主要米国企業の終値 銘柄名⇒終値⇒前日比（騰落率） バンクオブアメリカ（BAC）　 15.57ドル　+0.01ドル（+0.06％） モルガン・スタンレー（MS）　36.96ドル　+0.21ドル（+0.57％） ゴールドマン・サックス（GS）198.10ドル　+0.75ドル（+0.38％） インテル（INTC）　 　　32.73ドル　+0.26ドル（+0.80％） アップル（AAPL）　　　　　　127.60ドル　+2.85ドル（+2.28％） グーグル（GOOG）　　　　　　535.38ドル　+11.33ドル（+2.16％） フェイスブック（FB） 83.09ドル +2.31ドル（+2.87％） キャタピラー（CAT）　　　　 84.60ドル　+1.32ドル（+1.59％） アルコア（AA）　　　　　　　13.58ドル　+0.12ドル（+0.89％） ウォルマート（WMT）　　　　 78.14ドル　+0.26ドル（+0.33％） スプリント（S）　　　　　　 4.99ドル　-0.12ドル（-2.35％） 《KO》