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欧米為替見通し:米国の小売売上高と生産者物価指数に注目へ

2015/4/14 17:18 FISCO
*17:18JST 欧米為替見通し:米国の小売売上高と生産者物価指数に注目へ 本日14日の欧米市場のドル・円は、米国3月の小売売上高と生産者物価指数に注目する展開となる。 米国3月の小売売上高では、米国の1-3月の経済指標が豪雪などの悪天候で低迷していることで、ネガティブ・サプライズに警戒することになる。 米国3月の生産者物価指数が低下していた場合、米国連邦準備理事会(FRB)の早期利上げ開始観測が後退することになる。 安倍政権は、26日の統一地方選挙に向けて、輸入原材料費の高騰に苦しむ地方の中小企業への配慮、そして環太平洋経済連携協定(TPP)に為替条項を盛り込もうとしている米国議会への配慮から円安を抑制する姿勢を強めている。 オバマ米大統領も議会対策でドル高に言及していることで、28日の日米手首脳会談に向けて、ドル高・円安を牽制する発言に警戒することになる。 安倍政権の経済ブレーンである本田内閣官房参与と浜田内閣官房参与による、最近の円安牽制発言は以下の通り。 ・本田内閣官房参与 「円安のスピードは、想定していたよりも速い」 「ドル・円は、130-135円以上には上昇しない見通し」 ・浜田内閣官房参与 「購買力平価からすると120円はかなり円安。105円位が妥当」 「1ドル=125、130円と思っている人は注意必要」 【今日の欧米市場の予定】 18:00 ユーロ圏・2月鉱工業生産(前月比予想:+0.4%、1月:-0.1%) 21:30 米・3月小売売上高(前月比予想:+1.0%、2月:-0.6%) 21:30 米・3月生産者物価コア指数(前年比予想:+0.9%、2月:+1.0%) 23:00 米・2月企業在庫(予想:+0.2%、1月:0.0%) 米企業決算:JPモルガン・チェース、ウェルズ・ファーゴ、インテルなど 国際通貨基金(IMF)が世界経済見通し発表 《KO》