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今週の相場で注目すべき3つのポイント:2万円固め、出遅れ株、業績相場

2015/4/13 7:02 FISCO
*07:02JST 今週の相場で注目すべき3つのポイント:2万円固め、出遅れ株、業績相場 ■株式相場見通し 予想レンジ:上限20200-下限19700円 今週は、2万円の大台固めを意識した相場展開が想定される。過熱警戒感など強弱感が対立しやすいところであり、売り仕掛け的な動きも意識されやすいところだ。ただし、利食いが進むことによってより需給妙味が強まってくる可能性もある。押し目狙いのスタンスは強いと考えられ、調整が浅いと上値追いの動きが出てくることも意識しておく必要がありそうだ。 米国では米ゴールドマン・サックス・グループ、シティグループ、アメリカン・エキスプレス(アメックス)が決算を発表する。そのため、日米ともに業績相場に移行することになりそうだ。国内は翌週以降、本格化する決算を前に、業績修正や観測報道なども飛び出しやすく、個別物色の流れが強まりやすいだろう。低ROEの大型株などには、株主還元策等による高ROE政策などへの思惑も高まりやすい。 また、上値の重さが意識されてくるようだと、相対的に出遅れているセクターや銘柄への水準訂正を狙った短期筋の動きも強まりやすい。3ケタ銘柄などで長期低迷している銘柄などには、水準訂正を狙った短期資金が集中しやすいと考えられる。 ■為替市場見通し 今週のドル・円は今月28日の日米首脳会談に向けてドル高・円安抑制への警戒感が広がっていることやG-20財務相・中央銀行総裁会議での為替協議の思惑が浮上しており、投機的なドル買いは抑制される見込み。しかし、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)や民間機関投資家による外貨建て資産投資の拡大が想定されており、ドルが大きく売られる状況ではないとみられる。 ドル安・円高につながるリスク要因としては、米国議会で環太平洋経済連携協定(TPP)に為替条項を盛り込む可能性が強まった場合、中東の地政学的リスクが緊迫化した場合、ギリシャのデフォルト(債務不履行)懸念などが挙げられる。 ■今週の注目スケジュール 4月13日(月):機械受注、国内企業物価指数、中貿易収支、独産業見本市など 4月14日(火):米小売売上高、英小売物価指数、JPモルガン決算など 4月15日(水):中1-3月GDP、米ベージュブック、ECB政策金利など 4月16日(木):マンション発売、米景気期待指数、ゴールドマン・サックス決算など 4月17日(金):消費動向調査、海帆上場、米消費者物価指数など 《TM》