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今日の為替市場ポイント:ドル買い材料不足で伸び悩む可能性
2015/3/24 8:18
FISCO
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*08:20JST 今日の為替市場ポイント:ドル買い材料不足で伸び悩む可能性 昨日23日のドル・円相場は、東京市場では119円76銭から120円12銭で推移。欧米市場では一時119円59銭まで下落し、119円71銭で取引を終えた。 本日24日のドル・円は主に119円台後半で推移か。リスク回避的なドル売りは一巡しつつあるが、新たなドル買い材料が提供されない場合、ドル・円は120円近辺で伸び悩む可能性がある。 23日の欧米市場ではユーロ買い・米ドル売りが活発となった。米国の利上げ開始は9月以降になるとの思惑が広がり、短期筋などがユーロ売りポジションの解消に伴うユーロ買いを進めていることが、ユーロ相場の反発を促す要因となった。欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁は、「欧州の消費者物価は年末までに上昇する」と発言したことも意識されたようだ。 市場参加者の間では、ECBによる量的緩和策(QE)は来年9月以降も続くとの見方が広がっていたようだが、ドラギ総裁の発言によって量的緩和策は来年9月までに終了するとの思惑が浮上した。 しかしながら、量的緩和策を導入してもインフレ率が着実に上昇する保証はないとの意見がある。ユーロ安やエネルギー価格の大幅な上昇などの要因がなければ、ユーロ圏のインフレ率は低水準の状態が長期間続く可能性が高いとみられている。 《KO》
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