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*07:31JST 23日の米国市場ダイジェスト：ダウは11ドル安、早期利上げ観測後退を好感も引けにかけて下落 ■NY株式：ダウは11ドル安、早期利上げ観測後退を好感も引けにかけて下落 NYダウ　　　　　　　ナスダック 終値　：18116.04　　終値　：5010.97 前日比：-11.61　　　前日比：-15.44 始値　：18136.73　　始値　：5020.60 高値　：18205.93　　高値　：5031.39 安値　：18116.04　　安値　：5010.97 23日の米国株式相場は下落。ダウ平均は11.61ドル安の18116.04、ナスダックは15.45ポイント安の5010.97で取引を終了した。先週の連邦公開市場委員会(FOMC)以降、早期利上げ観測の後退を好感した買いが継続しており、小幅上昇して始まった。債券利回り低下に伴うドル売りが優勢となったことで、為替相場でドル安が進行したことも支援材料となったものの、引けにかけて下落に転じた。セクター別では、テクノロジー・ハード・機器や消費者・サービスが上昇する一方、運輸や半導体・半導体製造装置が下落した。 医薬品メーカーのギリアド・サイエンシズ（GILD）は、同社C型肝炎薬と抗不整脈薬の併用による副作用を発表し下落した。カンザス・シティ・サザン鉄道（KSU）は通期の売上成長見通しを引き下げ、軟調推移となった。一方で、医薬品のファイザー（PFE）は、一部アナリストによる目標株価引き上げを受け、堅調推移。事務用品小売りのステープルズ（SPLS）は、UBSによる投資判断引き上げを受け、買われた。 NY原油先物相場は1バレル47ドル台へ上昇した。市場の関心は、24日、25日にそれぞれ発表される石油協会（API）とエネルギー情報局（EIA）の週間在庫統計に集まっている。 （Horiko Capital Management LLC） ■NY為替：ドル・円は119円71銭、米早期利上げ観測の後退でドル売り優勢 ドル・円は119円91銭から119円58銭まで下落し119円71銭で引けた。予想を下振れた米国の住宅指標、米国の早期利上げ観測の後退で債券利回りの低下に伴うドル売りが優勢となった。 ユーロ・ドルは、1.0876ドルから1.0972ドルまで上昇し、1.0947ドルで引けた。ユーロ圏3月消費者信頼感指数が予想を上振れたほか、欧米金利差の拡大観測の後退でユーロのショートカバーが強まった。ユーロ・円は、130円32銭から131円35銭まで上昇。株高に連れたリスク選好の円売りが優勢となった。 ポンド・ドルは、1.4881ドルから1.4973ドルへ上昇。ドル・スイスは、0.9733フランから0.9641フランへ下落した。 [経済指標] 米・2月シカゴ連銀全米活動指数：-0.11（予想：0.10、1月：-0.10） 米・2月中古住宅販売件数：488万戸（予想：490万戸、1月：482万戸） ユーロ圏・3月消費者信頼感指数：-3.7（予想：-6.0、2月：-6.7） ■NY原油：続伸で47.45ドル、ドル下落で割安感による買いが勝る NY原油は続伸（NYMEX原油5月限終値：47.45　↑0.88）。この日から取引の中心となる5月限は、45.79ドルから47.61ドルまで上昇した。サウジアラビアのヌアイミ石油鉱物資源相が前日に、同国が過去最高に近い日量約1000万バレルを生産していることを明らかにしており、当初売り圧力になった。 しかし、23日発表の米国の2月シカゴ連銀全米活動指数が予想外のマイナスとなり、その後、2月中古住宅販売件数も予想を下回ったことを受けて、ドルが下落。原油は割安感による買いが強まり、反発に転じた。 ■主要米国企業の終値 銘柄名⇒終値⇒前日比（騰落率） バンクオブアメリカ（BAC）　 15.72ドル　-0.12ドル（-0.76％） モルガン・スタンレー（MS）　36.31ドル　-0.19ドル（-0.52％） ゴールドマン・サックス（GS）191.96ドル　-1.17ドル（-0.61％） インテル（INTC）　 　　31.20ドル　-0.11ドル（-0.35％） アップル（AAPL）　　　　　　127.21ドル　+1.31ドル（+1.04％） グーグル（GOOG）　　　　　　558.81ドル　-1.55ドル（-0.28％） フェイスブック（FB） 84.43ドル +0.63ドル（+0.75％） キャタピラー（CAT）　　　　 81.09ドル　-0.10ドル（-0.12％） アルコア（AA）　　　　　　　13.00ドル　+0.03ドル（+0.23％） ウォルマート（WMT）　　　　 83.31ドル　+0.07ドル（+0.08％） スプリント（S）　　　　　　 5.08ドル　+0.13ドル（+2.63％） 《KO》