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ユーロ週間見通し:リスク回避的な売りがやや優勢か

2015/2/7 15:51 FISCO
*15:51JST ユーロ週間見通し:リスク回避的な売りがやや優勢か ■強含み、スイス国立銀行の介入と緊急流動性支援(ELA)で 先週のユーロ・ドルは強含み。スイス国立銀行(中央銀行)によるユーロ買い・スイスフラン売り介入が実行されたことや、欧州中央銀行(ECB)がギリシャ中央銀行に595億ユーロの緊急流動性支援(ELA)を供与したことがユーロに対する支援材料となった。 先週のユーロ・円は上昇。スイス中央銀行のユーロ買い・スイスフラン売り介入とギリシャ中央銀行に対する緊急流動性支援(ELA)供与が意識された。6日の取引で米ドル高・円安が進行したこともユーロの対円レートの上昇を促したようだ。取引レンジはユーロ・ドル1.1279ドル-1.1534ドル、ユーロ・円132円00銭-135円36銭。 ■弱含みか、ギリシャ反緊縮政権と国際支援団との交渉に要注目 今週のユーロ・ドルは弱含みか。ギリシャ反緊縮政権とトロイカ(欧州連合・国際通貨基金・欧州中央銀行)による財政交渉、及び欧州連合(EU)首脳会議での協議を見極める展開となる。協議難航の場合、リスク回避的なユーロ売りがやや優勢となりそうだ。 今週のユーロ・円は上げ渋りか。ギリシャ金融危機再燃への警戒感は残されていること、ユーロ安・米ドル高の相場展開が予想されており、ユーロは対円で上げ渋る展開が予想される。 主な発表予定は、12日(木):(ユーロ圏)12月鉱工業生産、13日(金):(ユーロ圏)12月貿易収支、(ユーロ圏)10-12月期域内総生産速報値。 予想レンジ:ユーロ・円131円00銭-136円00銭/ユーロ・ドル1.1100ドル-1.1600ドル 《TN》