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欧米為替見通し:ジョーダン・ショックでキャリートレード手仕舞い継続か

2015/1/16 17:14 FISCO
*17:14JST 欧米為替見通し:ジョーダン・ショックでキャリートレード手仕舞い継続か 本日16日の欧米市場のドル・円は、スイス国立銀行によるユーロ・スイスフランの上限撤廃の余波を受けた円・キャリートレードの手仕舞いで上げ渋る展開が予想される。 本日は、ユーロ圏と米国の12月のインフレ率を見極め、低迷が警戒されている米国12月の景況感指標を見極める展開となる。 22日の欧州中央銀行定例理事会では、欧州司法裁判所が国債購入を条件付で合法と判断したことで、量的緩和が導入される可能性が高まっている。 ドラギ欧州中銀総裁がバランスシートを1兆ユーロ拡大すると表明していることで、ユーロの価値が減価していくことは必至であり、テクニカル分析では、「ヘッド・アンド・ショルダー」の完成で目標値0.8228ドルが点灯している。 ジョーダン・スイス中銀総裁は、ユーロ買い・スイスフラン売り介入により史上最大規模に膨らんだ外貨準備高(2014年末4951億スイスフラン)の損失を最小限に食い止めるため、防衛ライン1.20フランの撤廃を表明した。 ヘッジファンドなどの投機筋は、1.20フランでの無制限介入を信じて、スイスフラン・キャリートレードを行っていたが、損切りを余儀なくされており、円・キャリートレードの手仕舞いにも波及している。 「ジョーダン・ショック」の衝撃度は、例えば、黒田日銀総裁が120円以下のドル・円相場は回避するとして、無制限にドル買い・円売り介入を行うと表明していたにも関わらず、突然撤回したことで、ドル・円が85円まで急落したという構図となる。 【今日の欧米市場の予定】 19:00 ユーロ圏・12月消費者物価指数改定値(前年比予想:-0.2%) 22:30 米・12月消費者物価コア指数(前年比予想:+1.7%、11月:+1.7%) 22:30 米・12月消費者物価指数(前年比予想:+0.7%、11月:+1.3%) 22:50 コチャラコタ米ミネアポリス連銀総裁講演(米経済と金融政策) 23:15 米・12月鉱工業生産指数(前月比予想:-0.1%、11月:+1.3%) 23:15 米・12月設備稼働率(予想:79.9%、11月:80.1%) 24:00 米・1月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値(予想:94.1、12月:93.6) 01:00 ウィリアムズ米サンフランシスコ連銀総裁が会合で挨拶 03:10 ブラード米セントルイス連銀総裁講演(米経済と金融政策) 06:00 米・11月対米証券投資・長期有価証券(株式スワップ等除く)(10月:-14億ドル) 《KO》