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改めて仕切り直しのスタンスに【クロージング】

2015/1/16 16:39 FISCO
*16:39JST 改めて仕切り直しのスタンスに【クロージング】 16日の日経平均は大幅に下落し、244.54円安の16864.16円(出来高概算27億1000万株)で取引を終えた。スイス国立銀行(中央銀行)は、スイスフランの対ユーロでの上昇を抑えるために導入していた上限を撤廃すると発表。金融市場の混乱が嫌気される格好から米国市場ではNYダウが5日続落。シカゴ先物は大阪比360円安の16800円となり、これにサヤ寄せする格好から前日の上昇部分をあっさり帳消しにした。 その後も円相場が1ドル115円台と円高に振れて推移するなか、先物主導でじりじりと下げ幅を拡大。後場寄り付き直後には16592.57円と500円を超える下げ幅により、昨年10月31日の日銀による異次元緩和前の水準まで下げている。大引けにかけては下げ幅を縮め300円近い下ひげを残しているため、売り一巡感が意識されてくるかが注目される。 来週は日本銀行による金融政策決定会合のほか、中国の10-12月期国内総生産(GDP)、欧州中央銀行(ECB)が金融政策会合を開く。日銀やECBによる緩和期待が一段と強まることになりそうである。もっとも、週末にはギリシャ総選挙といった重要なイベントが控えている。ボトム形成期待を高めつつも、押し目買い意欲はそれ程強まらない可能性がある。 ただ、このところの売買をみても、中小型株を対象とした短期筋の売買は活発だったが、投資家の多くは静観を保っていた感はある。日銀の異次元緩和の上昇部分を帳消しにしたことにより、改めて仕切り直しのスタンスに入りそうである。 《KO》