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欧米為替見通し:米国12月の賃金上昇無き雇用回復と消費低迷

2015/1/15 17:09 FISCO
*17:09JST 欧米為替見通し:米国12月の賃金上昇無き雇用回復と消費低迷 本日15日の欧米市場のドル・円は、原油価格、ギリシャ、ロシア情勢を警戒しつつ、米国の1月のニューヨーク連銀製造業景気指数、フィラデルフィア連銀景況指数に注目する展開が予想される。 ニューヨーク・ダウのテクニカル分析では、天井圏が高値を更新し、底値圏が安値を更新するという「ブロードニング・フォーメーション」を形成している。 2000年はITバブルの崩壊で天井(11750ドル)を打ち、2001年はリセッション(景気後退)に陥ったことで、2001年のクリスマスの小売売上高は落ち込んだ。 2007年は住宅バブルの崩壊で天井(14198ドル)を打ち、2008年はリセッション(景気後退)に陥ったことで、2008年のクリスマスの小売売上高は落ち込んだ。 2014年は量的緩和というバブルが終了したことで天井(18103ドル)を打った可能性があり、クリスマスの小売売上高は、2001年と2008年同様の落ち込みとなった。 米国12月の失業率は、5.6%まで低下したものの、時間給賃金がネガティブ・サプライズとなる減少となったことで、「賃金上昇無き雇用回復」となり、小売売上高もネガティブ・サプライズの減少となり、賃金上昇が無いことで消費低迷に繋がったことが示された。 今後は、1月以降の米国の経済指標を「忍耐強く」見極めながら、イエレンFRB議長が利上げを開始する時期を模索していくことになる。 米フェデラルファンド(FF)金利先物市場は、米国連邦準備理事会(FRB)の利上げの時期を10月と想定している。 【今日の欧米市場の予定】 18:00 ドイツ政府が2014年国内総生産発表予定(前年比予想:+1.5%) 22:30 米・1月NY連銀製造業景気指数(予想:5.00、12月:-3.58) 22:30 米・12月生産者物価指数(前年比予想:+1.0%、11月:+1.4%) 22:30 米・前週分新規失業保険申請件数(予想:29万件、前回:29.4万件) 24:00 米・1月フィラデルフィア連銀景況指数(予想:18.7、12月:24.5) 米企業決算:インテル、バンク・オブ・アメリカ、シティグループ、ブラックロックなど 《KO》