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今日の為替市場ポイント:ユーロ買いが増えた理由

2014/11/5 8:43 FISCO
*08:45JST 今日の為替市場ポイント:ユーロ買いが増えた理由 昨日4日のドル・円相場は、東京市場では114円05銭から113円28銭で軟調推移。欧米市場では113円17銭まで下落したが、113円62銭で取引を終えた。 本日5日のドル・円は113円台で推移か。ポジション調整的なドル売りは一巡しつつあるが、7日発表の米10月雇用統計の内容を点検したいとの声が聞かれている。日経平均株価に大きな動きがない場合、ドル・円は113円50銭前後でもみ合う可能性がある。 4日の欧米市場でドル・円は113円17銭まで下げたが、ユーロ買い・円売りが増えたことから、ドルは反転し、113円62銭で引けている。ユーロ買いが増えた理由について、欧州中央銀行(ECB)関係筋が「ユーロ圏の中央銀行総裁はドラギECB総裁の運営スタイルについて不満を表明する計画がある」と伝えたことが挙げられているようだ。 ドイツ連邦銀行(中央銀行)のバイトマン総裁は、ECBによる民間資産の買い入れを批判し、国債購入に強く反対している。物価上昇を促進するために行う資産担保証券(ABS)とカバードボンドの買い入れにも不満を表明していた。 ただし、ユーロ圏諸国が財政支出を拡大し、域内経済の成長を促すことは債務上の制約などの絡みもあり、実施は容易ではない。ECBが量的緩和策の導入を先送りした場合、ユーロは反発するとの見方があるが、為替相場の動向については予断を許さない状況が続くことになりそうだ。 《KO》