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日本株見通し:波乱含みの上昇といった局面に

2014/11/4 8:47 FISCO
*08:49JST 日本株見通し:波乱含みの上昇といった局面に 4日の東京市場は全面高商状になりそうだ。3日の米国市場では利益確定の流れから高安まちまちだったが、先週末には日銀による予想外の追加緩和発表を受けて、NYダウは200ドル近い上昇となっている。3日のシカゴ日経225先物清算値は大阪比855円高の17345円となる中、これにサヤ寄せする格好から主要銘柄は軒並み買い気配から始まることになりそうだ。また、円相場は一時1ドル114円台に乗せていることも、支援材料になりそうである。 また、シカゴ先物にサヤ寄せするなか、先物価格が極端に変動した場合、取引所が取引を一時中断する措置であるサーキット・ブレーカーが発動する可能性もありそう。商いが中断することにより、ヘッジ対応などから波乱含みの上昇といった局面も出てきそうである。 一方、さすがに急ピッチの上昇により、冷静さを失う状況にもなりやすく、その後の乱高下には注意したいところ。短期資金はより逃げ足が速くなるため、値動きの荒さによって一気に需給が悪化する展開なども注視しておきたいところだろう。 また、決算発表が本格化しており、今週は1000社近くが予定されている。インデックス買い等で急伸したとしても、個別単位では業績相場の流れが強まることになり、選別物色の流れにもなりやすいだろう。ただ、いったんは業績上振れ期待が後退していたが、緩和政策によって円相場が1ドル114円台に乗せるなか、通期計画を据え置いたとしても、これまでのような失望にはつながらなくなりそうだ。 今回の追加緩和とGPIF改革の連携により、相対的に出遅れている日本が今後相場をリードする展開なども期待されてくるだろう。あとは、「政治とカネ」問題で揺れている安倍政権の政策運営が進むことがカギになりそうだ。法案の審議が本格化する見通しは立っておらず、今国会の成立は困難との見方が大勢を占めてきているカジノ法案辺りに動きが出てくると、アベノミクスへの期待感が高まるだろう。 《FA》