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新興市場見通し:マザーズ売買代金2000億円、中小型株への物色シフト

2014/10/25 16:30 FISCO
*16:30JST 新興市場見通し:マザーズ売買代金2000億円、中小型株への物色シフト 先週の新興市場は、主力株を中心に買い戻し優勢の展開となり上昇した。海外株や国内主力株の大幅上昇を受けて投資家心理がひとまず改善し、週明け20日の取引は買い先行でスタートした。その後は戻り待ち売りに押される場面もあったが、前週まで軟調だった主力株を中心に買い戻しの動きが強まり、上げ幅を拡大する展開となった。また、エボラ出血熱や新規上場などをテーマに日替わり物色の傾向も強かった。なお、週間の騰落率は、日経平均が+5.2%であったのに対して、マザーズ指数は+6.9%、日経ジャスダック平均は+3.5%だった。 個別では、サイバーダイン<7779>が週間で7.0%高、タカラバイオ<4974>が同11.5%高と、出遅れていたマザーズ時価総額上位銘柄が買い戻し優勢で上昇したほか、日本通信<9424>が同17.8%高、日本マイクロニクス<6871>が同12.8%高、ガンホー<3765>が同12.1%高とジャスダック主力銘柄も上昇が目立った。タカラバイオは上期業績予想の上方修正が好感された。また、リニア中央新幹線の工事認可を受けて鉱研工業<6297>などの関連銘柄は買いが継続した。一方、業績予想を下方修正したエンバイオHD<6092>や、週末に一部ウェブサイトの記事が嫌気されたエナリス<6079>が急落するなど、個別に悪材料のあった銘柄には売りが膨らんだ。バイオ関連や再生可能エネルギー関連、エボラ出血熱関連のテーマ株は日替わり物色で荒い値動きとなった。なお、21日にGMOリサーチ<3695>、22日にオプティム<3694>とセレス<3696>がそれぞれマザーズ市場に新規上場し、いずれも公開価格を上回る堅調な初値となった。その後、GMOリサーチとセレスは初値を下回って推移したが、オプティムでは上値追いの動きが強まった。 今週の新興市場は、個人投資家を中心とした資金の流入により、上昇が継続する展開が想定される。外部環境の不透明感や株式市場全体の地合いの悪さを受けて、個人投資家の物色は中小型株へのシフトが強まっており、24日のマザーズ市場の売買代金は約2000億円と9月18日以来の水準に増加した。前週からの大幅上昇を受けて、上値では利益確定売りが膨らむ可能性もあるが、個人投資家の旺盛な物色意欲や主力銘柄を中心とした堅調な企業業績が株価回復をけん引するだろう。 本格的な決算シーズン入りを受けて、業績動向を睨んだ個別物色の動きが強まりそうだ。前週末には日本マイクロニクスが通期業績予想の上方修正を発表しているほか、ガンホーは業績観測報道が伝えられており、材料視されよう。また、米国で27日にツイッター、28日にフェイスブックの決算発表が控えており、SNS関連に関心が高まる公算。その他、上値追いの展開となっているオプティムが何連騰するのかに注目が集まるが、その動向によっては他の直近IPO銘柄に買いが波及する可能性も。 今週の主な決算発表は、29日にガンホー、30日に日本通信、31日にアドウェイズ<2489>やフクダ電子<6960>などが予定されている。また、30日にはアルファポリス<9467>がマザーズ市場に新規上場予定。公開規模が30億円弱とマザーズ案件としてはやや大きい点が懸念材料だが、人気の高まりやすいネット関連のマザーズ上場案件であることやIPO案件への関心の高まりを受け、堅調な初値形成となろう。 《TN》
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