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*07:00JST NY株式：ダウは173ドル安、一時460ドル安も下げ幅縮小 15日の米国株式相場は下落。ダウ平均は173.45ドル安の16141.74、ナスダックは11.85ポイント安の4215.32で取引を終了した。米国内で2例目となるエボラ出血熱の二次感染が明らかとなったことで売りが先行。朝方発表された9月小売売上高や生産者物価指数が相次ぎ予想を下回ったことも嫌気された。米国債10年物利回りが2％を割り込むなどリスク回避の動きが強まり、ダウ平均株価は一時460ドル安となる場面もあったが、運輸や小型株を中心に引けにかけて下げ幅を縮小する展開となった。セクター別では、素材やエネルギーが上昇する一方、銀行や食品・生活必需品小売が下落した。 製薬の英シャイア(SHPG)は、アブビー(ABBV)が米政府から節税目的との反発を受け、買収計画を見直すことを表明し急落。同様に節税目的との指摘がある医療機器メーカーのコービディアン(COV)もメドトロニック(MDT)による買収の行方を危ぶむ見方から軟調推移となった。鉄道のCSX(CSX)は14日引け後に好決算を発表、日中下落する場面もあったが上昇に転じた。長期金利の低下を好感し、KBホーム(KBH)やDRホートン(DHI)など住宅メーカー各社も堅調推移となった。 アブビーが買収再検討を表明したことで、買収合併の裁定取引を行うヘッジファンドが投げ売りしたことも朝方急落した一因となったもよう。 （Horiko Capital Management LLC） 《KO》