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*17:17JST 欧米為替見通し：コロンバスデイの閑散に株売り 本日14日の欧米市場のドル・円は、下落傾向にあるニューヨーク株式市場の動向に注目する展開となる。 昨日のニューヨーク株式市場では、コロンバスデイで参加者が半数程度と閑散取引の中、終了間際に約7.5億ドルの売りを持ち込んで相場を崩し、「閑散に売り無し」という相場格言も崩した市場筋がいた。 10月のニューヨーク株式市場は、税金対策としての投資信託の売り、決算に向けたヘッジファンドの売りなど売り圧力が優勢な月である。 悪材料が加われば、1929年の「暗黒の木曜日」、1987年の「ブラック・マンデー」などのようにニューヨーク株式市場の歴史に名前を残すことになる。 今月の懸念材料としては、内憂としてのエボラ出血熱、外患としてのイスラム国、ウクライナ問題がある。さらに、テクニカル分析でも、短期的には、「ヒンデンブルグ・オーメン」、長期的には「ブロードニング・フォーメーション」による売りシグナルが点灯していることで、下値リスクが警戒されている。 昨日ニューヨーク株式市場で売り仕掛けた市場筋が、本日買い戻せは、ドル・円も下げ渋る展開が予想されるが、追撃の売り仕掛けとなれば、続落する可能性が高まることになる。 【今日の欧米市場の予定】 17：30　英・9月消費者物価指数（前年比予想：+1.4％、8月：+1.5％） 17：30　英・9月生産者物価指数・産出（前年比予想：-0.3％、8月：-0.3％） 18：00　ユーロ圏・8月鉱工業生産（前月比予想：-1.6％、7月：+1.0％） 18：00　独・10月ZEW景気期待指数（予想：0.0、9月：6.9） 《KO》