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ユーロ週間見通し:追加緩和観測、地政学的リスクへの警戒感で弱含みか

2014/10/11 16:00 FISCO
*16:00JST ユーロ週間見通し:追加緩和観測、地政学的リスクへの警戒感で弱含みか ■ユーロ下げ渋り、米国連邦準備理事会(FRB)の早期利上げ観測後退で 先週のユーロ・ドルは下げ渋った。1.2500ドルに大口の買いオーダーが控えていたこと、9月の連邦公開市場委員会(FOMC)議事録で、ドル高に対する警戒感が示され、米国の早期利上げ観測が後退したことで、1.2504ドルから1.2791ドルまで上昇した。 先週のユーロ・円は軟調に推移した。地政学的リスクへの警戒感、フランス格付け見通しの引き下げ、ユーロ圏の景況感悪化、日本銀行金融政策決定会合での現状の金融政策維持を受けて、137円95銭から135円85銭まで下落した。取引レンジはユーロ・ドル1.2504ドル-1.2791ドル、ユーロ・円135円85銭-137円94銭。 ■ユーロ圏のインフレ率とウクライナ紛争に要警戒 今週のユーロ・ドルは弱含みか。ユーロ圏の景況感悪化懸念やディスインフレ懸念、停戦合意後も戦闘が続いているウクライナ情勢への警戒感などがユーロ売りにつながる可能性がある。経済指標では8月の鉱工業生産などに注目する展開となる。 今週のユーロ・円は、欧州中央銀行(ECB)による追加緩和観測、地政学的リスクへの警戒感から、ユーロは弱含みに推移すると予想される。ドル安・円高の相場展開が一変するとの見方は少ないことも対円でのユーロ反発を抑制する一因となる。 主な発表予定は、14日(火):(ユーロ圏)10月ZEW調査、(ユーロ圏)8月鉱工業生産、16日(木):(ユーロ圏)8月貿易収支。 予想レンジ:ユーロ・円133円00銭-138円00銭/ユーロ・ドル1.2300ドル-1.2800ドル 《TN》