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*17:27JST 欧米為替見通し：安倍トレード第2幕の開幕？ 本日19日の欧米市場のドル・円は、110円の心理的なカベに向けての攻防戦が予想される。 ドル・円の上値目処は、2008年9月のリーマン・ショック前の8月の高値110円67銭があるものの、エリオット波動分析の目標値は、112円85銭となっている。 心理的なカベである110円には、オプション・バリアーやパワー・リバース・デュアルカレンシー債（PRDC債）などに絡んだドル買いのトリガーが控えており、防戦売りとの攻防戦が予想される。 安倍トレード(日本株買い・円売り)の3つの支援材料が、昨日9月18日に出現したことで、年金などの大口の投資家が参入する前に、安倍トレードポジションの積み増しに弾みがつくのかもしれない。 18日の早朝の連邦公開市場委員会(FOMC)声明では、2015年-2017年の政策金利見通しが上方修正されたことで、ドル買い要因となった。 18日、塩崎厚生労働相が年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の改革法案で譲歩を示したことで、国内株保有比率の引き上げという資産構成の見直しに弾みがつくとの見方から、安倍トレード(日本株買い・円売り)に拍車がかかった。 18日のスコットランド独立の賛否を問う住民投票では、独立反対が多数となり、リスク回避としての円買い材料が無くなった。 【今日の欧米市場の予定】 21：30　加・8月消費者物価指数（前年比予想：+2.1％、7月：+2.1％） 23：00　米・8月景気先行指数（前月比予想：+0.4％、7月：+0.9％） 《KO》