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9月10日のNY為替概況

2014/9/11 4:45 FISCO
*04:46JST 9月10日のNY為替概況  10日のニューヨーク外為市場でドル・円は、106円57銭へ下落後、106円89銭まで上昇し106円85銭で引けた。予想を下振れた米7月卸売在庫でドル買いが一時弱まった。しかし、米連邦公開市場委員会(FOMC)が16-17日の会合でフォワードガイダンスを変更するとの思惑を受けたドル買いに一段高となった。また、日本の追加緩和観測を受けた円売りも継続。 ユーロ・ドルは、1.2935ドルまで上昇後、1.2884ドルまで反落し1.2905ドルで引けた。ユーロ・スイス絡みのユーロ買いが強まったのち、ユーロ・ポンド絡みのユーロ売りが再燃した。ユーロ・円は、138円05銭から137円68銭へ下落した。_NEW_LINE__ ポンド・ドルは、1.6120ドルから1.6230ドルまで上昇した。カーニー英中央銀行総裁の発言「利上げが必要になるポイントに近づいた」を受けて早期の利上げ観測が強まったほか、最新の世論調査結果で反対票が賛成票を上回ったためスコットランドの独立懸念が緩和しポンドのショートカバーに拍車をかけた。 ドル・スイスは、0.9335フランから0.9395フランへ上昇した。 スイス国立銀行(SNB)関係者が「必要とあればマイナス金利を含んだ追加措置をとる」方針を示したためフラン売りが加速した。 [経済指標] ・米・7月卸売在庫:前月比+0.1%(予想:+0.5%、6月:+0.2%←+0.3%) ・米・7月卸売売上高:前月比+0.7%(予想:+0.6%、6月:+0.4%←+0.2%) 《KY》