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今日の為替市場ポイント:米8月雇用統計は市場予想下振れ
2014/9/8 8:02
FISCO
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*08:04JST 今日の為替市場ポイント:米8月雇用統計は市場予想下振れ 先週末5日のドル・円相場は、東京市場では105円71銭から105円24銭で軟調推移。欧米市場では一時104円69銭まで売られたが、105円08銭で取引を終えた。 本日8日のドル・円は、105円前後で推移か。8日発表の日本の4-6月期国内総生産改定値は下方修正される見込みだが、市場は織り込み済み。日経平均株価が反発した場合、リスク回避的なドル売りは抑制される可能性がある。 5日発表された8月の米雇用統計では、非農業部門雇用者数が前月比+14.2万人にとどまり、市場予想の+23万人を下回った。失業率は6.1%に低下したが、労働参加率は7月の62.9%から8月は62.8%に低下している。 市場参加者の間では、8月の米雇用統計は弱い内容であり、早期利上げ観測は後退するとの見方が広がっている。また、賃金上昇はやや抑制されていることから、インフレ加速の可能性は低いとみられている。 ただし、米労働市場が再び悪化する兆候は出ていない。製造業部門における雇用者数が増加していないことは無視できないが、労働市場の穏やかな改善は続いている。8月の米雇用統計内容を嫌気したリスク回避的なドル売りが一段と広がる状況ではないと思われる。 《KO》
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