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前場に注目すべき3つのポイント~高ROEの中小型株などに短期資金の関心がシフトか

2014/9/5 8:25 FISCO
*08:28JST 前場に注目すべき3つのポイント~高ROEの中小型株などに短期資金の関心がシフトか 5日の前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:買い一巡後はテーマ銘柄や中小型株などへシフト ■外資系証券の注文動向:差し引き530万株の買い越し ■前場の注目材料:国交省、造船作業用パワードスーツ開発へ ■買い一巡後はテーマ銘柄や中小型株などへシフト ☆日経225想定レンジ:上限15800円-下限15700円 5日の東京市場は、こう着感の強い相場展開が続きそうである。4日の米国市場は、欧州中銀(ECB)の利下げ決定を受けて買いが先行し、8月ISM非製造業景況指数が9年ぶりの高水準となったことも好感された。しかし、ウクライナ政府と親ロシア派が5日に開かれる同国情勢をめぐる会合を見極めたいほか、雇用統計の発表を控えるなか下げに転じている。シカゴ日経225先物清算値は大阪比50円高の15710円、円相場は1ドル105円30銭辺りと円安に振れて推移している。 ECBの政策金利の引き下げを受けて円相場は1ドル105円台に乗せてきており、輸出関連などを中心に買い先行のスタートになろう。ただし、米国同様、ウクライナとロシアの停戦に向けた会合のほか、雇用統計の発表を控えるなか、前日の下げに対する自律反発の域にとどまりそうである。買い一巡後は狭いレンジ内での取引が続くことになりそうだ。 そのため、シカゴ先物にサヤ寄せする格好からギャップ・アップで始まった後は、次第に個人主体によるテーマ銘柄や中小型株などへシフトしやすいと考えられる。テーマとしては社会インフラなどの政策に絡んだところになるが、国土交通省は2015年度から造船作業用パワードスーツの開発に乗り出すと報じられており、ロボット関連が注目されそうだ。 また、塩崎厚労相は、公的年金を運用する年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)の運用改革で、ベンチャー企業や未公開株に対象を広げる考えを示したと報じられている。高ROEの中小型株などに短期筋の資金がシフトしやすいか。 ■外資系証券の注文動向:差し引き530万株の買い越し 朝の外資系証券6社経由の注文状況は、売り880万株、買い1410万株、差し引き530万株の買い越しとの観測。なお、直近5日分の注文動向は以下の通り。 8月29日(金):200万株の買い越し 9月1日(月):100万株の買い越し 9月2日(火):90万株の売り越し 9月3日(水):420万株の買い越し 9月4日(木):590万株の買い越し ■前場の注目材料 ・国交省、造船作業用パワードスーツ開発へ ・ニッケル国際価格、フィリピンの鉱石輸出禁止法案で2ヵ月ぶり高値 ・米8月雇用統計を控え、高ROEの中小型株などに短期資金の関心がシフトか ☆前場のイベントスケジュール <国内> 08:30 閣議後、閣僚会見予定 08:50 8月分日本銀行の対政府取引 <海外> 09:15 フィッシャー米ダラス連銀総裁講演(ダラス) 10:00 コチャラコタ米ミネアポリス連銀総裁講演(モンタナ州) 《KO》