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*08:20JST 今日の為替市場ポイント：ECBが予想外の追加緩和を実行 昨日4日のドル・円相場は、東京市場では104円76銭から105円02銭で推移。欧米市場では一時105円37銭まで上昇し、105円25銭で取引を終えた。 本日5日のドル・円は、主に105円台前半で推移か。米8月雇用統計の内容を確認する必要があることから、ドル・円の取引はやや動意薄となる可能性がある。ただし、ドル上昇の勢いは弱まっていないため、アジア市場でドル・円が年初来高値を更新する可能性は残されている。 欧州中央銀行（ECB）は4日に開いた定例理事会で、ユーロ圏18カ国の主要政策金利を 0.10％引き下げ、0.05％にすることを決定した。また、ECBの預入金利を0.10％引き下げ、-0.20％とし、上限金利である限界貸出金利を0.10％引き下げて0.30％に変更することも決定された。 ECBが予想外の追加緩和を実行したのはユーロ相場のさらなる下落を促すための措置であることは否定できない。ドラギECB総裁は会見で、「決定措置の主目的は信用緩和」であると指摘したが、為替については「為替の物価に与える影響を綿密に監視する」と述べたものの、ユーロ相場については多くを語らなかった。金融政策は為替レートを目標にしないとのルールをECBは意識しているようだが、ユーロ安が欧州経済の持続的な成長を支援するかどうかは定かではない。 《KO》