株～企業情報・おすすめ銘柄

*16:48JST 材料株も政策に関連したテーマを有する銘柄に【クロージング】 4日の日経平均は反落となり、52.17円安の15676.18円（出来高概算21億株）で取引を終えた。3日の米国市場ではウクライナとロシアが停戦で大筋合意したとの報道を好感して買いが先行。ただ、来週に新製品発表会を控えた米アップルが今年1月以来の大幅な下げとなったことで、市場全体の警戒感につながっている。円相場は1ドル105円を下回っていることもあり、利益確定の売りが優勢となった。 もっとも、下に売り込む流れにもならず、日経平均は15700円を挟んでの狭いレンジ取引。午後は日銀の金融政策が現状維持と伝わり、利益確定の流れから若干下げ幅を広げているが、日中値幅は70円程度にとどまっている。セクターでは、鉱業、パルプ紙、電力ガス、保険、食料品、空運、非鉄金属が小じっかり。一方、建設、海運のほか、緩和期待から足元で強い動きをみせていた、その他金融などが一服となった。 全般こう着の中、これまでなら、ミクシィ<2121>といった中小型株に資金シフトする相場展開がみられていたが、ミクシィのほか、サイバーダイン<7779>、コロプラ<3668>なども利食いに優勢であった。そのため、利食いの動きをみせているとはいえ、方向性としてはGPIF改革などアベノミクス第2幕を意識した政策関連への物色とみておきたい。明日は米雇用統計を理由にこう着相場が続きやすいだろう。そのため、個人主体による材料系の銘柄に向かいやすいが、仕手系色の強い材料株だとしても、政策に関連したテーマを有する銘柄だろう。 《KO》