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来週の相場で注目すべき3つのポイント:ジャクソンホール会合、カジノ法案など政策期待、地政学リスク

2014/8/16 19:11 FISCO
*19:11JST 来週の相場で注目すべき3つのポイント:ジャクソンホール会合、カジノ法案など政策期待、地政学リスク ■株式相場見通し 予想レンジ:上限15500-下限15150円 来週は、21日から開催されるカンザスシティー連銀経済シンポジウム(ジャクソンホール会合)でのイエレンFRB議長の発言が注目される。これまでも金融政策における大きな変化を予見させる発言が相次いでおり、市場の関心が集まることになる。そのため、結果を見極めたいとする手控えムードが強まりやすく、上値の重さが意識される可能性はありそうだ。 米国では9月1日のレイバーデー(労働者の日)の祝日に向けて休暇を取る市場関係者が多く、商いが細るとみられる。そのため米国についても、薄商いの中をウクライナ情勢に関する報道等に大きく振らされやすい需給状況になりやすい。海外勢の資金流入が限られるほか、米国市場が不安定な値動きになるようだと、日経平均の一段の上昇は先送りに。 一方で、決算発表が一巡し、今後は秋の臨時国会に向けて政策期待が高まりやすくなる。とりわけ市場の関心が高いのが年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)改革やカジノ法案になりそうだが、政策期待の高まりが売り込みづらくさせることになり、慎重姿勢の中での意外高の可能性も意識しておきたいところだ。足元ではゲーム関連の好調が続いているが、そろそろ投資家は次のテーマを探ることになろう。 ■為替市場見通し 来週のドル・円は、ウクライナ情勢や中東情勢に警戒しつつ、ジャクソンホール・シンポジウムでのイエレン米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演に注目する展開となる。ウクライナの紛争が激化した場合、イラクが内戦に陥った場合、パレスチナ紛争が激化した場合は、リスク回避の円買い圧力が強まることになる。 しかしながら、日米の金融政策の乖離観測や年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)による外貨建て資産への投資増額期待から、ドルの下値は限定的と予想される。 7月29-30日の連邦公開市場委員会(FOMC)議事録では、6月同様に、出口戦略に向けた協議内容を見極めることになる。イエレンFRB議長は、21-23日にワイオミング州ジャクソンホールで開催される金融・経済シンポジウム「テーマ:労働市場のダイナミズムの再評価」で、「労働市場」について講演する。労働市場の脆弱さに言及し、利上げ時期に関する明言はない、と予想される。 ■来週の注目スケジュール 8月18日(月):キリン堂ホールディングス上場、中不動産価格指数、米NAHB住宅市場指数など 8月19日(火):百貨店売上高、英消費者物価指数、米住宅着工件数など 8月20日(水):貿易収支、米FOMC議事録、ヒューレット・パッカード決算など 8月21日(木):全国スーパー売上高、中HSBC製造業PMI、ジャクソンホール会合など 8月22日(金):イエレンFRB議長講演、ドラギECB総裁講演など 《TM》