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*08:41JST 日本株見通し：押し目買い意欲は相当強い、テーマ物色も活発 15日の東京市場は底堅い相場展開が続きそうである。14日の米国市場では4-6月期ユーロ圏GDPが横ばいとなったことで欧州中銀が追加緩和を実施するとの思惑から買いが先行。またウクライナ情勢が比較的落ち着いていることも好感され、終日堅調推移となった。この流れを受けてシカゴ日経225先物清算値は大阪比50円高の15340円。円相場は1ドル102円50銭辺りでの推移に。 日経平均は4日続伸で25日線を捉えてきている。同線で強弱感が対立しやすいと考えられるが、米国での早期利上げ観測の後退や欧州の追加緩和期待、ウクライナ情勢の落ち着きなどを背景に、リスク選好の流れも意識される。週末要因からの利益確定の売りが強まる可能性がある一方で、押し目買い意欲も相当強いとみておきたい。 日経平均が戻り高値水準でのこう着をみせたとしても、想定内の動きであり、個人主体による材料株物色などは引き続き活発だろう。14日の東京市場では、ミクシィ<2121>などゲーム関連への物色が一服する中、バイオ関連に資金が集中していた。14日の米S&P500業種別ランキングでは医薬品・バイオテクノロジーの強さが目立っており、引き続き注目されそうである。 そのほか、ソニー<6758>が堅調である。JPX日経400構成銘柄からの除外で弱含みとなる局面もあったが、足元で再びリバウンドの動きをみせている。ソニーは、自動車が走行中に周囲の状況を確認する「目」に当たるカメラ用の画像センサーに参入すると報じられており、他の自動運転関連銘柄への物色に波及する展開が期待されよう。 また、京急<9006>はカジノ運営事業への参入を目指すと報じられている。決算発表が一巡し、来週以降は政策期待が高まる可能性もあるなか、カジノ関連への物色も意識されそうだ。 《TN》