トップ
お知らせ
ソーシャルレポーター
マーケット速報
おすすめ銘柄
テーマ
人気ニュース
スクリーニング
IR時系列一覧
ランキング
イベントスケジュール
株~企業情報・おすすめ銘柄
会員登録
ログイン
アカウント
ログアウト
マーケット
日経平均
11/22 15:15
38,283.85
+257.68
NYダウ
11/22
44,296.51
+888.04
お気に入り銘柄
暗号資産
FISCO BTC Index
11/24 22:52:59
15,083,088
フィスコポイント
詳しくはこちら
保有フィスコポイント数
今月フィスコポイント数
[New]
個別ポイント管理情報
コラム【アナリスト夜話】中国の規制強化は「成長痛」(マネックス証券チーフ・アナリスト大槻奈那)
2021/8/4 9:28
FISCO
Twitter_Logo_Blue
ツイート
flogo_RGB_HEX-144
シェア
*09:28JST コラム【アナリスト夜話】中国の規制強化は「成長痛」(マネックス証券チーフ・アナリスト大槻奈那) 欧米の「カーリング・パパ(Curling Dad)」に中国の「チキン・ベイビー」…いずれも親の熱血教育を表わす言葉です。カーリング競技のスイーパーのように子供の前の障害物を親が懸命に取り払う行為や、強壮剤とされる鶏血を子供に与えて励ますことなどから来ています。新型コロナのオンライン教育で、子供の授業を目の当たりにした親の教育熱が世界的に高まっているようです。 しかし、中国では、こうした教育産業に白羽の矢が立ちました。7月24日、教育産業の非営利化や資本調達の禁止が発表され、テンセントが出資するデカコーンの猿輔導や外資ファンドが出資する瑞思教育などが事業の見直しを迫られています。 中国はこの1年弱でさまざまな規制を厳格化し、世界市場の波乱要因となっています。4月にはアリババ等の優越的地位の乱用が罰せられ、5月には暗号通貨の使用や投資、マイニングが禁止され、次いで不動産関連の融資上限も強化されました。IT企業に厳格な対策を義務付ける個人情報保護法の準備も進められており、配車アプリ滴滴出行(ディディ)は6月末にデータ管理の不備を指摘されました。さらに先週同社は、競争を阻害する慣行も当局から非難されました。 中国の独占禁止法は2008年の施行以来、少し前まで矛先が外資に向けられていましたが、最近はプラットフォーマーが標的になっています。米国のように裁判で争うこともなく処分が決まることから、不意打ちぶりと規模の大きさが市場を震撼させます。 今後も中国の規制強化は世界市場の動揺要因になるでしょう。例えば、ゲーム業界や医療など、寡占産業や国民生活に直結する分野が標的として懸念されているようです。以前とは異なり、市場規模が巨大な中国での規制強化は世界的な打撃となり得るだけに注意が必要です。 一方、規制が強化されるのは高成長産業であることの現れでもあります。不動産も暗号資産もその一つです。結局、何度も規制してもその熱は形を変えて再燃しています。今回の教育産業規制もそうかもしれません。たとえ一部で規制が強化されても、恐らく、その熱意が止むことはないでしょう。逆説的に、規制強化は「成長痛」として、中長期的にはポジティブな投資テーマとして注目してよいのではと思います。 マネックス証券 チーフ・アナリスト 大槻 奈那 (出所:8/2配信のマネックス証券「メールマガジン新潮流」より、抜粋) 《FA》
関連記事
8/4 7:35 FISCO
NYの視点:米労働市場に楽観的な見通しも
8/3 11:00 FISCO
(中国)上海総合指数は0.51%安でスタート、企業決算を控えて神経質
8/3 10:37 FISCO
日本製鉄に逆張りのコール買いが目立つ(3日10:05時点のeワラント取引動向)
8/3 7:37 FISCO
NYの視点:米7月ISM製造業景況指数、予想外に1月来の60割れ、Q3GDPの成長抑制へ
8/2 14:00 FISCO
ドル弱含み、米量的緩和策は年内継続の可能性 住信SBIネット銀行(馬渕磨理子)