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レーザーテック、SUMCO、資生堂など

2024/8/8 15:35 FISCO
<4911> 資生堂 3810 -700ストップ安。前日に上半期業績予想の決算を発表している。4-6月期コア営業利益は79億円で前年同期比48.8%減となり、市場予想のおよそ半分の水準にとどまっている。第1四半期の同9.6%減との比較で減益率も高まる格好に。米国や中国の売上減少が響く形のようだ。想定以上の業績悪化にネガティブなインパクトが強まる。なお、11月に新事業戦略を開示する予定としている。 <5991> ニッパツ 1551 +165急伸。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は122億円で前年同期比2.5倍となり、上半期予想は従来の142億円から220億円に、通期では400億円から480億円、前期比38.5%増にそれぞれ上方修正している。DDS事業の堅調な推移に加えて、為替の円安効果なども寄与するもよう。また、年間配当金も従来計画の57円から63円に引き上げ、前期比では21円の増配となる。 <7202> いすゞ自 2011.5 +164大幅続伸。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は769億円で前年同期比12.1%増となり、据え置きの通期計画2600億円に対して好調な推移となった。価格対応の推進や円安効果が増益に寄与。また、発行済み株式数の6.0%に当たる4500万株、750億円を上限とする自己株式の取得も発表、取得期間は8月8日から25年3月31日までとしている。高水準の自社株買いによる需給インパクトも期待へ。 <6417> SANKYO 1731.5 +181.5急伸。前日に第1四半期の決算を発表、営業利益は173億円で前年同期比10.0%減となったが、市場予想は80億円程度であったもよう。パチンコ機販売台数は減少したものの、前期までに販売開始のパチスロ機の販売が好調であったようだ。通期予想の610億円、前期比15.9%減は据え置いているものの、第1四半期好スタートを受けて、上振れも意識される状況とみられる。 <3436> SUMCO 1687 -317急落。前日に第2四半期の決算を発表、4-6月期営業利益は121億円で前年同期比41.7%減となり、市場予想を小幅ながら上回ったとみられる。一方、7-9月期の見通しは70億円としており、140億円程度のコンセンサスを大幅に下回っている。300ミリウエハの回復ペースは市場想定よりも小幅であるようだ。なお、25年12月期の減価償却費増加見通しなどもマイナス材料となっているもよう。 <6976> 太陽誘電 3566 -410急落。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は26.3億円と黒字転換したが、40億円程度の市場コンセンサスには未達。為替円安のプラス影響はあったものの、在庫の積み増し効果が想定を下回ったとみられている。中国スマホ需要などが伸び悩んでいるとみられる。通期計画200億円、前期比2.2倍は据え置き、コンセンサスは270億円程度の水準であったが、同水準が切り下がる方向になっているとみられる。 <6758> ソニーG 12290 -15続落。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は2791億円で前年同期比10.3%となり、市場予想を小幅上振れとみられる。金融が低迷したものの、G&NSやI&SSの2大注力セグメントが大幅増益となって牽引役に。通期予想は従来の1兆2750億円から1兆3100億円、前期比8.4%増に上方修正。為替前提の修正などを背景に、金融事業以外のセグメントを引き上げた。ただ、全般安に連動する形で手控えられる。 <6920> レーザーテック 27170 +5000ストップ高。前日に24年6月期決算を発表、第4四半期(4-6月期)営業利益は233億円で前年同期比33.2%減となったが、160億円程度であった市場予想は大きく上振れた。25年6月期は1040億円で前期比27.8%増と見込み、1100億円程度のコンセンサスは下回ったが、保守的なガイダンスと捉えられたようだ。4-6月期受注高も過去最高水準となっており、市場の期待値を大きく上回るものに。 <9984> ソフトバンクG 7235 -309大幅反落。前日に第1四半期決算を発表、最終損益は、前年同期の4776億円からは縮小したものの、1742億円の赤字となっている。ビジョン・ファンド事業の投資損益が前年同期比で悪化したほか、為替差損の計上も重しとなっている。一方、発行済み株式数の6.8%に当たる1億株、5000億円を上限とした自社株買いの発表はポジティブに捉えられる場面もあった。取得期間は8月8日から25年8月7日まで。 <9749> 富士ソフト 8890 +1500ストップ高比例配分。株式を非公開化する方針を固めたことが伝わった。投資ファンドの米KKRがTOBを通じて買収、買収総額は6000億円程度とみられているもよう。同社にはこれまで、大株主の3Dインベストメントが非公開化を提案していた。TOB価格は1株9000円弱とみられているもようで、前日終値は2割ほど上回る水準となるようだ。同社では、非公開化について「8日の取締役会に付議する」とのコメント。 《ST》
関連銘柄 10件
3436 東証プライム
1,253
11/22 15:30
+4.5(0.36%)
時価総額 438,769百万円
半導体用シリコンウェーハの製造・販売を行う。TSMCなど半導体メーカーが主要取引先。日本、米国、台湾などに製造拠点。海外売上高比率が高い。AI活用による生産性改善などコスト競争力の強化に取り組む。 記:2024/08/30
4911 東証プライム
2,729
11/22 15:30
-19(-0.69%)
時価総額 1,091,600百万円
大手化粧品メーカー。1872年創業。SHISEIDO、エリクシール、マキアージュ等のブランドを展開。レストラン事業、美容室事業も。DOE2.5%以上目安。米州・欧州・アジアパシフィック事業に経営資源投下。 記:2024/07/05
5991 東証プライム
1,799.5
11/22 15:30
+25.5(1.44%)
時価総額 439,197百万円
自動車用ばねメーカー。自動車用懸架ばね、ハードディスクドライブ用サスペンションで世界トップシェア。大手自動車メーカーなどが主要取引先。25.3期はHDD関連部品、半導体プロセス部品の数量回復などを見込む。 記:2024/06/28
6417 東証プライム
2,155.5
11/22 15:30
+40.5(1.91%)
時価総額 560,430百万円
パチンコ・パチスロ機メーカー大手。カードシステムや補給機器、喫煙ブース、内装施工等も。配当性向40%目安。パチンコ新台「Pフィーバー三国戦騎7500」の導入を開始。27.3期売上高2200億円目標。 記:2024/06/18
6758 東証プライム
2,948
11/22 15:30
-3.5(-0.12%)
時価総額 18,404,653百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や映画、音楽でも世界的。CMOSイメージセンサーで世界トップシェア。モバイル機器向けイメージセンサーは堅調続く。今期はイメージング&センシング・ソリューションの増収見込む。 記:2024/06/29
6920 東証プライム
17,280
11/22 15:30
±0(0%)
時価総額 1,629,262百万円
半導体関連装置メーカー。シェア独占のEUVマスク欠陥検査装置に強み。FPD関連装置やレーザー顕微鏡なども手掛ける。High-NA向け含むACTISは引き合い旺盛。生成AI関連HBM向けは需要堅調。 記:2024/06/11
6976 東証プライム
2,149
11/22 15:30
-60.5(-2.74%)
時価総額 279,838百万円
電子部品メーカー。積層セラミックコンデンサ等のコンデンサが主力。インダクタや通信用デバイス、アルミニウム電解コンデンサ等も。自動車、情報インフラ・産業機器が注力市場。インダクタや複合デバイスは売上順調。 記:2024/06/11
7202 東証プライム
1,999
11/22 15:30
+17.5(0.88%)
時価総額 1,500,995百万円
トラック・バスの製造・販売等を行う商用車メーカー。1916年創業。150以上の国・地域で販売。ディーゼルエンジンなどに強み。トヨタ自動車と資本提携。配当性向40%目安。商用車では新型車の拡販などに注力。 記:2024/08/20
9749 東証プライム
9,561
11/22 15:30
+11(0.12%)
時価総額 644,411百万円
独立系の大手ITソリューションベンダー。業務系ソフトウェア開発等のシステム構築、プロダクト・サービス等を手掛ける。オフィスビルの賃貸等も行う。米投資ファンドがTOB実施、成立なら同社株は上場廃止へ。 記:2024/10/06
9984 東証プライム
8,586
11/22 15:30
+36(0.42%)
時価総額 12,621,377百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17