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トレンド、メルカリ、日製鋼所など

2022/8/9 15:24 FISCO
<9984> ソフトバンクG 5295 -400大幅反落。前日に第1四半期決算を発表、最終損益は3兆1627億円の赤字、四半期ベースで過去最大の赤字となっている。ビジョン・ファンドにおける損失計上が要因に。大幅赤字決算は想定されていた面もあったが、赤字幅の大きさにネガティブなインパクトが先行。発行済み株式数の6.3%に当たる1億株、4000億円を上限とする自社株買いの追加実施を発表しているものの、下支え効果は限定的にとどまる。 <8035> 東エレク 45600 -4100大幅反落。前日に第1四半期決算を発表、営業利益は1175億円で前年同期比17.1%減となり、市場コンセンサスは500億円近く下回った。部材不足や物流混乱の影響により、一部出荷ずれ込みなどもあったもよう。また、会社側では2022年のWFE見通しを5-15%成長とし、前回の2割程度の成長見通しから引き下げている。会社側業績計画に変更はないものの、市場の先行き調整懸念は強まる形となっているようだ。 <1605> INPEX 1494 +23続伸。前日に上半期決算を発表、純利益は1845億円で前年同期比3.5倍となったが、従来計画の2000億円は下回る。一方、通期予想は従来の3000億円から3500億円に上方修正、原油相場の前提引き上げが背景。上方修正数値はコンセンサス水準未達で、決算数値のインパクトは限定的。ただ年間配当計画の引き上げ(54円→60円)、1億2000万株、1200億円を上限とする自社株買い発表などがポジティブ視。 <4704> トレンド 8580 +1020急伸。本日提出された大量保有報告書によると、米投資会社であるバリューアクト・キャピタルが8.73%の株式を保有していることが明らかになっている。保有目的は、純投資及び経営陣への助言又は状況に応じて重要提案行為等を行うこととされている。今後の買い増しなど需給思惑の高まりに加えて、本日発表が予定されている第2四半期決算への思惑なども高まる方向に。 <4021> 日産化 7160 +470大幅続伸。前日に第1四半期決算を発表。営業利益は173億円で前年同期比45.4%増となり、市場予想を20億円超上回った。農薬の売上などが想定以上に好調であったもよう。通期計画は従来予想の535億円から551億円、前期比8.1%増に上方修正した。修正幅は限定的であるが、このタイミングでの上方修正はサプライズと捉えられている。年間配当金も154円から162円計画に引き上げ。 <9064> ヤマトHD 2149 -153大幅続落。前日に第1四半期決算を発表。営業利益は24.2億円で前年同期比81.0%減益、据え置きの通期予想910億円、前期比17.9%増に対して低調なスタートになった。宅配便取扱個数が想定と比べて伸び悩んでおり、委託費用増加などを吸収し切れていないもよう。上半期計画に関しては、従来の310億円から230億円、同27.4%減に下方修正。通期業績の下振れも意識される状況のようだ。 <4912> ライオン 1572 +80大幅反発。前日に第2四半期決算を発表。営業利益は37.8億円で前年同期比36.0%減益となったが、会社計画18億円は上回る着地で、コンセンサス水準も上振れた。産業用品事業や海外事業が想定以上に底堅かったもよう。通期計画275億円、前期比11.8%減は据え置いているが、原材料費増加の影響を従来から大幅に引き上げており、それ以外の部分では上方修正の形に。安心感が一段と強まる状況になっているようだ。 <4385> メルカリ 2090 -214急落。前日に22年6月期決算を発表、営業損益は37億円の赤字だが、4-6月期は10億円の黒字転換、会社計画2億円を上回った。ただ、市場の注目度が高いとされる流通取引増額は、メルカリJPの4-6月が前年同期比5.0%増、メルカリUSは同11.6%減となり、計画線にとどまった。23年6月期の流通取引総額はそれぞれ、10-15%増、0-10%増と見込むが、ややトップダウン成長鈍化との受け止めに。 <5110> 住友ゴム 1145 -111大幅反落。前日に第2四半期決算を発表。第1四半期の営業損益142億円の黒字に対して、4-6月期は16億円の赤字に転落している。また、通期予想は従来の395億円から280億円、前期比43.1%減に下方修正。コンセンサスは従来会社計画並みの水準であった。エネルギー価格や原材料費上昇などのコスト負担増が影響している。相対的な円安メリットの乏しさもネガティブに捉えられているもよう。 <5631> 日製鋼所 2861 -289急落。前日に第1四半期決算を発表。営業利益は6.5億円で前年同期比82.5%減となり、据え置きの通期予想215億円に対して低調なスタートになった。上海ロックダウンの影響や物流混乱に伴う産業機械の売上減少、材料価格上昇などが響いたとみられる。注目度の高いセパレータ用フィルム装置の受注は大きく伸長しているものの、第1四半期の減益幅の大きさがネガティブインパクトにつながった。 《ST》
関連銘柄 10件
1605 東証プライム
2,005
11/22 15:30
+25(1.26%)
時価総額 2,524,568百万円
国内最大の石油・天然ガス開発会社。旧社名は国際石油開発帝石。石油元売り大手などが主要取引先。イクシスLNGプロジェクトなど世界約20カ国でプロジェクト展開。再生可能エネルギーの安定収益化などに取り組む。 記:2024/07/29
4021 東証プライム
5,463
11/22 15:30
+74(1.37%)
時価総額 752,801百万円
1887年創業の化学メーカー。機能性材料、農業化学品が柱。ディスプレイ材料「サンエバー」で世界トップシェア。半導体材料「ARC」はアジアシェア高い。総還元性向75%目標。事業領域の深掘りなどに注力。 記:2024/08/26
4385 東証プライム
2,097.5
11/22 15:30
+29.5(1.43%)
時価総額 344,051百万円
国内で断トツのフリマアプリ「メルカリ」を運営。スマホ決済「メルペイ」や米国開拓に注力。連結子会社に鹿島アントラーズ。メルカードの発行枚数は300万枚を突破。定額払い、メルカードが成長。米国事業も赤字縮小へ。 記:2024/06/09
4704 東証プライム
8,027
11/22 15:30
+73(0.92%)
時価総額 1,131,020百万円
コンピュータ・インターネット用セキュリティ関連製品の開発、販売等を行う。ウイルスバスターで知名度高い。コンシューマ向け製品で国内トップシェア。配当性向70%目標。統合セキュリティプラットフォームを拡販。 記:2024/08/13
4912 東証プライム
1,784
11/22 15:30
-15(-0.83%)
時価総額 507,428百万円
日用品メーカー大手。1891年創業。オーラルケア分野、ファブリックケア分野が柱。解熱鎮痛剤「バファリン」、ペット用品等も。歯ブラシ、ハンドソープなどで国内トップシェア。海外事業では事業拡大施策を推進。 記:2024/10/13
5110 東証プライム
1,774
11/22 15:30
+1(0.06%)
時価総額 466,638百万円
1909年創業の大手タイヤメーカー。兵庫県神戸市に本社。「DUNLOP」ブランドなどを展開。ゴルフクラブ等のスポーツ用品、制振ダンパー等の産業品も手掛ける。高機能商品の開発・増販等で競争力の強化を図る。 記:2024/10/14
5631 東証プライム
6,486
11/22 15:30
-22(-0.34%)
時価総額 482,617百万円
樹脂製造・加工機械、成形機、防衛関連機器の製造・販売等を行う産業機械事業が主力。素形材・エンジニアリング事業も。1907年創業。29.3期売上高3800億円目標。産業機械事業は内製化率の維持・向上図る。 記:2024/10/09
8035 東証プライム
22,250
11/22 15:30
+470(2.16%)
時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9064 東証プライム
1,726
11/22 15:30
+6(0.35%)
時価総額 622,216百万円
宅配便国内最大手。クロネコヤマトの宅急便のヤマト運輸を中核とする持株会社。クロネコメンバーズの登録者数は5000万人超。宅急便ネットワークの強靭化図る。27.3期営業利益1200〜1600億円目標。 記:2024/06/07
9984 東証プライム
8,586
11/22 15:30
+36(0.42%)
時価総額 12,621,377百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17