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フルハシEPO、日立物流、コスモス電など

2022/4/22 15:23 FISCO
<6594> 日本電産 8960 -10小反落。前日に22年3月期決算を発表、営業益は1715億円で前期比7.2%増、従来予想の1900億円を下振れた。一方、23年3月期は2100億円で同22.5%増を見込む。2200億円超のコンセンサスをやや下回るが、材料価格上昇の影響懸念のほか、為替前提が110円とされ、保守的との見方に。短期のあく抜け感が優勢のほか、永守氏のCEO復帰もポジティブに作用したが、大引けにかけ持ち高調整の動きに。 <6502> 東芝 5400 +240大幅続伸。株式非公開化を含めた再編の提案を募集すると発表している。提案を検討する投資家に対しては、財務や事業に関する詳細な情報を提供していく方針。6月の株主総会を前に、応募した投資家の数や再編案を公表するもよう。透明性が高まることで、株主価値の向上する施策が期待される状況とみられる。株式非公開化に向けた動きの前進とも受け止められることで、それに伴うプレミアム付与への期待が先行。 <6920> レーザーテック 18275 -955大幅反落。パウエルFRB議長のタカ派発言を受けて米国長期債利回りが上昇、米国株は高寄り後に伸び悩む展開となっている。とりわけ、ナスダック指数は2%を超える下落率で大幅続落、東京市場でもグロース株には売り圧力が強まる展開になっている。SOX指数も前日は2.7%の大幅下落、前日に大きく上昇した半導体製造装置株には総じて戻り売りが優勢に。 <6146> ディスコ 32450 +1150大幅続伸。前日に22年3月期の決算を発表。営業利益は915億円で前期比72.3%増益、直近で示した個別売上高状況からコンセンサスは切り上がっていたとみられるが、さらに上振れた水準との評価が優勢のようだ。1-3月期の受注高も期待以上の水準となっている。23年3月期第1四半期営業利益は222億円でほぼコンセンサス並みだが、前四半期の上振れや保守的な為替想定を考慮すると、ポジティブとの評価が優勢に。 <9697> カプコン 2965 -15反落。前日に業績・配当予想の上方修正を発表。22年3月期売上高は従来の1000億円から1100億円に、営業利益は420億円から428億円に。『バイオハザード ヴィレッジ』や『モンスターハンターストーリーズ2 ~破滅の翼~』が順調に推移したことが背景。年間配当金も36円から46円に増配。ただ、上方修正幅は市場想定線の水準にとどまり、売上の上振れに比べて利益の上振れ幅が小さくもあり、評価は限定的。 <9086> 日立物流 7760 +1000ストップ高比例配分。日立製作所が保有株の売却方針を固めたと報じられた。現在4割を保有する筆頭株主だが、保有比率を1割にまで引き下げるもよう。米大手ファンドKKRに優先交渉権を与えたとされている。KKRでは6000億円超を投じて買収し、非公開化する見通し。相応程度の買収プレミアム付与が期待される状況のようだ。なお、他の投資ファンドも買収交渉に参加しており、KKRでまとまるかは流動的とも。 <7545> 西松屋チェ 1555 +78大幅続伸。前日に発表した4月の月次動向が買い材料視された。既存店売上高は前年同月比5.6%増、4カ月連続でのプラス成長となった。客数が同1.5%増加したほか、客単価も同4.0%上昇した。後半に気温が上昇したことで、春物衣料や夏物衣料、帽子や靴などの売上高が大きく伸びたもよう。3-4月売上高は前年同期比8.8%増で推移、会社側の上半期売上高計画が同3.7%増であり、上振れ期待にもつながる形に。 <6486> イーグル工 1008 +44大幅続伸。前日に発表した22年3月期業績予想の上方修正が買い材料視された。営業利益は従来予想の58億円から78億円に引き上げた。顧客の自動車生産台数が想定を上回る推移となったほか、舶用業界向けの需要も好調だった。また、年度末にかけての急激な円安も支援になったようだ。第3四半期までの進捗状況から上振れ期待はあったとみられるが、株価が安値圏に放置されていた中、ストレートに評価される動きに繋がった。 <9221> フルハシEPO 1898 +292急伸。前日に東証スタンダード市場に新規上場。公開価格1140円を52%上回る1733円で初値をつけ、その後は伸び悩んで1606円で初日の取引を終えた。一方、新エネルギー関連としての期待も高く、本日は押し目買いの動きが優勢になった。同社は木質系廃材のリサイクルを行っているが、バイオマス発電所の建設事業にも参画していきたいとする社長インタビューが伝わっていることも、本日は期待材料視される形に。 <6772> コスモス電 1699 +98大幅続伸。前日に22年3月期業績予想の上方修正を発表。営業利益は8億円の見込み。前回予想の7億円を14%ほど上回って着地したようだ。前期は0.48億円だった。年度末にかけて海外子会社を中心に販売が増加したことに加え、固定費の削減や一部製品の価格改定、年度末にかけての円安も利益増加に寄与した。なお、決算発表は5月13日の予定。 《ST》
関連銘柄 10件
6146 東証プライム
42,590
11/22 15:30
+210(0.5%)
時価総額 4,613,221百万円
半導体の精密加工装置、精密加工ツールの製造・販売を行う。1937年に広島県呉市で創業。ダイシングソーなどで世界トップシェア。パワー半導体向け中心に精密加工装置は出荷順調。生産能力の強化、効率化推進。 記:2024/06/28
6486 東証プライム
1,957
11/22 15:30
-17(-0.86%)
時価総額 97,376百万円
メカニカルシール・機器製品メーカー。1964年にNOKのメカニカルシール部門が独立して発足。ウォーターポンプ用シール等で世界トップシェア。航空宇宙業界向け事業では航空機関連製品の需要増継続を見込む。 記:2024/06/09
6502 東証プライム
4,590
12/19 15:00
-5(-0.11%)
時価総額 1,988,103百万円
総合電機大手。持分法会社にキオクシアHD。不正会計や原発巨額損失で陥った経営危機から再建中。JIP連合がTOB発表。TOB価格は1株4620円。TOB成立ならば上場廃止に。24.3期1Qは営業黒字に復帰。 記:2023/09/15
6594 東証プライム
2,858
11/22 15:30
-50(-1.72%)
時価総額 3,408,362百万円
総合モーターメーカー最大手。旧社名は日本電産。京都府京都市に本社。精密小型モーター、車載・産業用モーター、商業・産業用ロボットなどを手掛ける。電動パワステ用モーターなどに強み。車載向けは収益性最優先。 記:2024/10/14
6772 東証スタンダード
4,805
11/22 15:30
+80(1.69%)
時価総額 7,597百万円
可変抵抗器、車載用電装部品の製造・販売等を行う。産業機器用可変抵抗器に強み。神奈川県座間市に本社。東亜電気工業などが主要取引先。製品付加価値の向上などに取り組む。中計では27.3期売上高105億円目標。 記:2024/10/05
6920 東証プライム
17,280
11/22 15:30
±0(0%)
時価総額 1,629,262百万円
半導体関連装置メーカー。シェア独占のEUVマスク欠陥検査装置に強み。FPD関連装置やレーザー顕微鏡なども手掛ける。High-NA向け含むACTISは引き合い旺盛。生成AI関連HBM向けは需要堅調。 記:2024/06/11
7545 東証プライム
2,262
11/22 15:30
+136(6.4%)
時価総額 157,410百万円
ベビー用品や子供衣料、マタニティグッズ、育児用品等の専門店を全国展開。出店はロードサイド中心。低価格PB商品の開発に注力。1120店舗展開。オンラインストアは売上堅調。海外向け卸売も拡大。IT化で効率化。 記:2024/10/04
9086 東証プライム
8,900
2/22 15:00
±0(0%)
時価総額 748,508百万円
大手物流企業。3PL事業、重量品の輸送移設等に強み。23.3期3Qは2桁増収増益。国際物流部門は好調。新規案件の稼働等が寄与。米投資ファンドによるTOBは成立。同社株は23年2月24日付けで上場廃止予定。 記:2023/02/08
9221 東証スタンダード
880
11/22 15:30
+10(1.15%)
時価総額 10,366百万円
木質廃棄物の再資源化処理、木材チップ販売等を行うバイオマテリアル事業が主力。建設副産物の再資源化処理等を行う資源循環事業、環境物流事業等も展開。再資源化工場の増強推進で木質再資源化の量的拡大を目指す。 記:2024/08/05
9697 東証プライム
3,407
11/22 15:30
+5(0.15%)
時価総額 1,815,968百万円
大手ゲームソフトメーカー。バイオハザード、モンスターハンターなど人気IPを多数保有。アミューズメント施設「プラサカプコン」の運営等も行う。デジタル販売施策推進。アミューズメント施設は新業態店舗の展開継続。 記:2024/10/06