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GSIクレオス、西松屋チェ、バリューHRなど/本日の注目個別銘柄

2021/11/24 17:09 FISCO
<7201> 日産自 641.4 +26.9大幅反発。本日は大手自動車株が総じて逆行高の展開に。米長期金利の上昇に伴い、為替相場ではドル・円が1ドル115円台にまで上昇、4年8カ月ぶりの円安水準となっている。円安メリットの大きいセクターとして関心が向かっているもよう。また、電動車と充電インフレ整備に関する政府の新たな支援策が伝わっていることも、今後のEV市場拡大につながるものとしてポジティブ視されているようだ。 <7187> Jリース 2258 +163大幅続伸。「プライム市場」の選択申請及び上場維持基準の適合に向けた計画書の作成を発表。現状では流通株式時価総額がプライム上場基準に未達であるが、「新3カ年計画」の遂行による企業価値向上及び株主関連の充実を図るとしている。新計画では24年3月期営業利益を25億円にまで上方修正する方針で、21年3月期は9.4億円だった。高い収益成長のコミットメントを評価する動きが優勢となっている。 <3697> SHIFT 25700 -3770急落で下落率トップ。個別の材料は特段観測されていないものの、本日は同社をはじめグロース株の一角できつい下げが目立っている。パウエルFRB議長が再任の方向となったことで、米国では10年債利回りが一時1.68%台にまで急上昇、つれて、半導体関連などのグロース株が売り優勢となっており、国内関連株にも同様の流れが波及する形に。同社もPBRが20倍台超とバリュエーション面での割高感は強い状況にある。 <2503> キリンHD 1928.5 +63.0大幅反発。ミャンマーの国軍系企業であるミャンマー・エコノミックHDが同社との合弁会社の清算をミャンマーの裁判所に申し立てたと報じられている。同社では提携を解消して事業を続ける意向であったが、方向修正を迫られる可能性が高まる格好に。ただ、ミャンマー事業の先行き不透明感もあって、足元で株価は年初来安値圏で推移していたため、目先の悪材料出尽くしとも受け止められているようだ。 <5986> モリテック 422 +13一時急伸。電動車と充電インフラ整備に関する政府の新たな支援策の全容がわかったと伝わった。EV購入者への補助金を現在の2倍の最大80万円に引き上げるほか、充電設備関しては、現在の約3万基から30年までには15万基まで増やす方針で、今回の補正でも65億円を計上するもよう。商業施設や宿泊施設に付随しないコインパーキングも新たに補助対象に加える。充電スタンドを手掛ける同社にもメリット期待が波及した。 <7545> 西松屋チェ 1565 +48大幅続伸。一昨日に11月の月次動向を発表している。既存店売上高は前年同月比10.8%増と2カ月ぶりプラス転換。客数が同7.8%増加したほか、客単価も同2.7%上昇している。トレーナーや肌着、パジャマ、寝具などの秋冬物の売上が極めて好調だったほか、育児・服飾雑貨の売上も好調に推移のもよう。7カ月ぶりの2ケタ増となっており、第3四半期決算への期待も高まる状況のようだ。 <6078> バリューHR 2430 +150大幅反発。東京海上HDとの資本業務提携を発表、期待材料につながっている。第三者割当方式によって、東京日動海上火災に対して49万株の新株を発行、疾病予測機能・行動変容モデルの開発、健康経営支援分野での新たなサービスの開発などを共同で取り組んでいく計画。なお、東京日動火災海上以外にも、大同生命やあまの創健など5者に計48万株の新株を発行する。 <9919> 関西スーパ 1904 +400ストップ高比例配分。一昨日に神戸地裁では、同社とH2Oリテイリング傘下2社との経営統合手続きを差し止める仮処分決定をしている。統合を決めた臨時株主総会の手続きを巡って、オーケーが示していた疑義を認めたもよう。従来よりオーケーでは、差し止めが認められた場合、同社に対するTOBの提案を行う方針を示していた。想定されるTOB価格2250円にサヤ寄せを目指す動きが優勢となっている。 <8101> GSIクレオス 1056 +150ストップ高比例配分。一昨日に次期中期計画を発表、配当性向をこれまでの25%以上から50%にするとしている。これに伴い、年間配当金は従来の35円から、記念配当7円を含めた62円にまで引き上げ。先週末終値をベースにすると、配当利回りは6.8%の水準に達している。利回り妙味が一気に高まる形に。なお、25年3月期営業利益は、今期予想の20億円に対して35億円を計画。 <1605> INPEX 955 +35大幅反発。バイデン米政権では前日に、日中印などと協調して石油備蓄を放出すると発表。ただ、市場の反応は限定的で、WTI原油先物価格は前日比2.3%高の1バレル=78.5ドルで取引を終えた。OPECの増産にはつながらないとの見方など、原油相場の先高期待に変化はないもよう。足元では、石油備蓄放出の動きが原油相場反転のきっかけになるとの懸念もあっただけに、買い安心感が優勢となったようだ。 《YN》
関連銘柄 10件
1605 東証プライム
2,005
11/22 15:30
+25(1.26%)
時価総額 2,524,568百万円
国内最大の石油・天然ガス開発会社。旧社名は国際石油開発帝石。石油元売り大手などが主要取引先。イクシスLNGプロジェクトなど世界約20カ国でプロジェクト展開。再生可能エネルギーの安定収益化などに取り組む。 記:2024/07/29
2503 東証プライム
2,124.5
11/22 15:30
+16.5(0.78%)
時価総額 1,941,793百万円
国内ビール2強の一角であるキリンビール、キリンビバレッジ、メルシャンを傘下に収める持株会社。ビールは「一番搾りブランド」が主力。医薬事業、ヘルスサイエンス事業等も展開。ファンケルへのTOBは成立。 記:2024/10/05
3697 東証プライム
15,620
11/22 15:30
+185(1.2%)
時価総額 278,551百万円
ソフトウェアテスト関連サービス、ソフトウェア開発関連サービスが柱。Web企画制作、マーケティング等も。連結エンジニア数は1.1万人超。エンジニア採用、事業開発投資進める。27.8期売上2000億円目指す。 記:2024/10/25
5986 東証スタンダード
177
11/22 15:30
-2(-1.12%)
時価総額 3,993百万円
特殊帯鋼、普通鋼等を取り扱う専門商社。焼入鋼帯、鈑金加工品の製造・販売を行うなどメーカー機能も持つ。自動車、家電関連企業などが主要取引先。日本製鉄が筆頭株主。鈑金加工品部門では経費抑制等に取り組む。 記:2024/08/29
6078 東証プライム
1,879
11/22 15:30
+19(1.02%)
時価総額 51,464百万円
健康保険組合の保健事業の総合的な運営支援、企業の健康管理支援等を行うバリューカフェテリア事業が主力。健康保険組合の業務支援等も手掛ける。バリューカフェテリア事業では集客力の強化、営業網の拡大を進める。 記:2024/08/06
7187 東証プライム
1,272
11/22 15:30
-21(-1.62%)
時価総額 22,743百万円
家賃債務保証、医療費保証、養育費保証を手掛ける保証関連事業が主力。不動産仲介・管理業務等を行う不動産関連事業、IT関連事業も展開。店舗網などが強み。住居用賃料保証では販路拡大、営業強化に取り組む。 記:2024/08/20
7201 東証プライム
406.3
11/22 15:30
-5.7(-1.38%)
時価総額 1,714,876百万円
大手自動車メーカー。1933年設立。仏ルノー、三菱自動車とアライアンス形成。プロパイロットなど自動運転化技術等に強み。日本は電動車のモデルミックス向上、中国では日産ブランド車のラインナップ刷新図る。 記:2024/10/07
7545 東証プライム
2,262
11/22 15:30
+136(6.4%)
時価総額 157,410百万円
ベビー用品や子供衣料、マタニティグッズ、育児用品等の専門店を全国展開。出店はロードサイド中心。低価格PB商品の開発に注力。1120店舗展開。オンラインストアは売上堅調。海外向け卸売も拡大。IT化で効率化。 記:2024/10/04
8101 東証プライム
2,110
11/22 15:30
+31(1.49%)
時価総額 26,649百万円
原糸・繊維原料等の販売・輸出入を行う繊維事業、半導体製造関連製品等を扱う工業製品事業を軸とする商社。自社ブランド「MR.HOBBY」は模型用塗料で国内トップシェア。サステナブル事業分野に積極投資。 記:2024/06/04
9919 東証スタンダード
2,593
7/26 15:00
-69(-2.59%)
時価総額 165,586百万円
関西スーパーマーケット、イズミヤ、阪急オアシスが経営統合。食品スーパー店舗数は関西最大級。親会社のH2Oリテイリングが株式交換による完全子会社化を決定、同社株は24年7月29日付けで上場廃止予定。 記:2024/06/17