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東エレク、JXTG、日本製鉄など

2019/7/23 16:17 FISCO
<8035> 東エレク 17795 +525大幅続伸。モルガン・スタンレーMUFG証券では、半導体の在庫調整は最悪期を脱しつつあるとして、同装置銘柄への慎重姿勢をニュートラルへ転換した。個別では、同社の投資判断を「イコールウェイト」から「オーバーウェイト」に格上げし、トップピックと評価。目標株価も12600円から20000円に引き上げた。不透明な環境の下で、同社のフィールドソリューション事業拡大、高いFCF創出能力は評価されると分析。 <5020> JXTG 517.6 +9.9反発。大和証券では投資判断を「3」から「1」に2段階格上げ、目標株価は680円としている。今年度期初から自己株式取得枠500億円を設定、追加株主還元の可能性も言及されるなど、現在の株主還元姿勢は市場の期待を大きく上回っていると評価。また、今年度の分配利回りは7.5%となるなど、株価下落によってバリュエーション上の割安感が強まっていることも評価引き上げの背景としている。 <4684> オービック 11490 -200買い先行後は伸び悩み。前日に第1四半期決算発表、営業益は104億円で前年同期比17.2%増、通期計画の8.1%増益予想に対して順調なスタートとなった。システムインテグレーションが順調なほか、システムサポートの売上が高成長となった。ただ、四半期平準化の取り組みの効果が第1四半期はプラスに作用したほか、50周年イベント費用の一巡なども前年比収益増の背景であり、サプライズは限定的にとどまった。 <4733> OBC 4530 -270大幅反落。前日後場に第1四半期決算を発表、一時急伸したものの伸び悩み、本日も売りが先行した。第1四半期営業益は33.6億円で前年同期比51.6%増、コンセンサスは5億円以上上回った。ただ、製品サポート終了前の駆け込み需要が4月に強まったことが背景となっており、5月、6月とソフトウェア出荷本数の増加率は減速してきているもよう。今後の業績モメンタムの鈍化を意識する動きが優勢になった。 <6875> メガチップス 1532 +76大幅続伸。米アップルが米インテルからスマホ向け通信半導体事業を買い取る交渉を進めていることが明らかになったと伝わっている。インテルは「5G」への対応を断念して撤退を表明しており、アップルでは通信半導体の自社開発を続ける狙いがあるようだ。同社は米子会社がインテルと5G分野での協業を発表していたが、インテルの撤退を受けて株価が急落した経緯がある。今回のM&Aを受けて思惑買いが優勢になっている印象。 <5401> 日本製鉄 1772.5 -10.0反落。みずほ証券では投資判断を「中立」から「アンダーパフォーム」に、目標株価も1770円から1440円に引き下げた。市場では21年3月期事業利益の増益回復を織り込んでいるが、10月の消費税引き上げの影響本格化で、来年度は全国粗鋼生産が11期振りの1億トン割れとなり、同社事業利益は前期比29.5%減と予想する。なお、みずほ証券では、神戸鋼<5406>、JFE<5411>なども同様に格下げした。 <7202> いすゞ自 1224.5 +13.5反発。第1四半期営業益は前年同期比2割減の440億円程度になったもようとの観測が伝わった。インドネシアなど新興国の一部で需要が低迷し、国内やタイの好調では補えなかったとされる。また、タイバーツの高騰など為替変動の影響も利益を押し下げたもよう。ただ、インドネシアの販売低迷は織り込み済みで、日野自<7205>などは6月の同国減少率が縮小しつつあることから、売り材料視される形にはなっていない。 <3635> コーエーテクモ 2061 +36大幅続伸。前日に第1四半期決算を発表、営業益は9.6億円で前年同期比58.3%減となった。前年同期の海外での想定外のヒットとなった反動のほか、新作ゲームの開発費もかさみ、通期計画120億円、前期比0.8%減に対しては低調スタートとなった。ただ、前年比大幅減益ではあるが、市場予想との比較では大きなサプライズはなく、第2四半期以降の新タイトル発売本格化によるプラス寄与もあり、あく抜け感が先行。 <6146> ディスコ 20120 +320続伸で4月22日の高値を更新。第1四半期連結営業益は80億円弱で前年同期114億円と比較して実質減益になるとの観測が伝わった。従来予想の87億円も下回る。半導体メーカーの設備投資抑制が響いているもよう。ただ、先に単独売上高が下振れており、収益面での下振れも想定線。半導体製造装置業界全般に先行き回復期待が強まるなか、目先の悪材料出尽くしと。なお、今期から会計基準を変更している。 <3457> ハウスドゥ 1600 +84急伸。小山建設グループ(小山建設、小山不動産、草加松原住建)の株式を取得し子会社化すると発表している。株式譲渡日は8月9日を予定、取得価額は概算で27.5億円になるもよう。小山建設グループは約6000戸の管理戸数を有しており、3社合算の前期営業利益実績は4.8億円程度になる。20年6月期以降の業績寄与を期待する動きが優勢に。 《US》
関連銘柄 13件
3457 東証プライム
1,000
11/22 15:30
±0(0%)
時価総額 19,907百万円
不動産売買仲介「ハウスドゥ」をFC中心に展開。ハウス・リースバック事業、不動産売買事業が柱。リフォーム事業、リバースモーゲージ保証事業等も。リバースモーゲージ保証は保証件数が1600件超と拡大傾向。 記:2024/08/30
1,641
11/22 15:30
+0.5(0.03%)
時価総額 551,535百万円
コーエー、テクモの経営統合によって誕生した持株会社。信長の野望シリーズ、無双シリーズなどゲーム・モバイルコンテンツの開発等を行う。IP事業は三国志・戦略版が収益貢献。アミューズメント施設は売上順調。 記:2024/10/28
4684 東証プライム
4,825
11/22 15:30
-39(-0.8%)
時価総額 2,402,850百万円
独立系システムインテグレーター。統合業務ソフトウェア「OBIC7シリーズ」が主力。ERP市場で国内トップシェア。自社開発、直接販売に特徴。OBIC7シリーズのシステム構築売上は大手企業中心に順調。 記:2024/10/29
7,090
11/22 15:30
+110(1.58%)
時価総額 534,614百万円
会計ソフト開発会社。財務会計や人事、給与等の会計パッケージソフト「奉行シリーズ」をクラウド中心に提供。中堅・中小企業がターゲット。クラウドなど成長分野への投資を継続。高付加価値サービスの提供に注力。 記:2024/10/21
5020 東証プライム
812.9
11/22 15:30
+25.6(3.25%)
時価総額 2,465,405百万円
ENEOS、JX石油開発、JX金属などを傘下に収める持株会社。石油元売り国内トップ。機能材事業、電気事業、再生可能エネルギー事業等も手掛ける。機能材事業の収益改善図る。JX金属が東証に新規上場申請。 記:2024/10/14
5401 東証プライム
3,125
11/22 15:30
+12(0.39%)
時価総額 2,969,753百万円
国内最大、世界有数の製鉄会社。自動車用鋼板、電磁鋼板、高級シームレス鋼管で実績。日鉄エンジニアリングなどを傘下に収める。米鉄鋼大手USスチール買収へ。中国減速で需要や市況は伸び悩み。原材料高も響く。 記:2024/06/24
5406 東証プライム
1,626.5
11/22 15:30
+7(0.43%)
時価総額 644,657百万円
1905年創業の鉄鋼大手。鋳鍛鋼製品等の素形材、製鉄プラント等のエンジニアリング、油圧ショベル等の建設機械、電力事業等も手掛ける。等方圧加圧装置で世界トップシェア。鉄鋼部門では引き続き価格転嫁を推進。 記:2024/06/18
5411 東証プライム
1,757
11/22 15:30
+7.5(0.43%)
時価総額 1,123,493百万円
国内2位の鉄鋼メーカー。日本鋼管と川崎製鉄の経営統合により発足。鋼板を中心に多数の高付加価値製品を抱え、自動車用高級鋼板に強み。価格転嫁進める。高付加価値製品比率高まる。構造改革と海外拡大も進める。 記:2024/06/25
6146 東証プライム
42,590
11/22 15:30
+210(0.5%)
時価総額 4,613,221百万円
半導体の精密加工装置、精密加工ツールの製造・販売を行う。1937年に広島県呉市で創業。ダイシングソーなどで世界トップシェア。パワー半導体向け中心に精密加工装置は出荷順調。生産能力の強化、効率化推進。 記:2024/06/28
6875 東証プライム
5,630
11/22 15:30
+110(1.99%)
時価総額 116,271百万円
ファブレスLSIメーカー。アミューズメント事業が主力。ASIC事業、通信事業も展開。任天堂などが主要取引先。新規の通信事業に経営資源投下。ASIC事業では画像処理・FA機器向けなどで製品開発進める。 記:2024/06/29
7202 東証プライム
1,999
11/22 15:30
+17.5(0.88%)
時価総額 1,500,995百万円
トラック・バスの製造・販売等を行う商用車メーカー。1916年創業。150以上の国・地域で販売。ディーゼルエンジンなどに強み。トヨタ自動車と資本提携。配当性向40%目安。商用車では新型車の拡販などに注力。 記:2024/08/20
7205 東証プライム
408.5
11/22 15:30
+1.1(0.27%)
時価総額 234,716百万円
トラック・バスメーカー。大型や中型、小型のトラック、観光バスや路面バスを製造、販売する。ディーゼルエンジンや自動車部品も提供する。トヨタの連結子会社。国内販売台数が増加。海外低調も価格改定進める。 記:2024/07/25
8035 東証プライム
22,250
11/22 15:30
+470(2.16%)
時価総額 10,493,834百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07